SANSUI J11のレストアの後編です。
前編は以下です:
前編でウーファーのエッジは修理しましたが、仮組みするとバッフルの化粧板の隙間からフレームがチラっと見える構造なのでマスキングしてフレームも艶消しブラックで塗装しました。
ネジ類は特にサビなどなかったのですが、無駄に長いネジでしたので、普通の黒染めの適切な長さのキャップボルトに変更しました(元のネジは先端が棒先になっていますが、棒先である必要はないです)。
ドロンコーンの方はエッジは健康な状態ですが、こってり黄ばんでいますので、コレも着色します。
取り外しました。裏側にはウエイトが付いています。
センターキャップがないので着色はすっごく楽です。フレームもウーファー同様に艶消しブラック塗装。
ツイーターはダイアフラムについていた埃を水で湿らせた綿棒でやさしく拭きとり、フレームを掃除したのみでOK。
再度、ここでFOSTEX GX10のツイーターの裏面を確認して比較。
どちらも4Ωで許容入力が20w、やっぱり同じモノっぽいですね。
エンクロージャーは表面を磨いた後(ヘアラインなのでボンスターでヘアライン方向に磨きます)、空気漏れしてそうな箇所(継ぎ目や接合部)に保険的にボンド1521Bを再充填して密閉度の不安がないようにしました。足には両面テープでコルクを貼り付け。
ネットワークは特に異常はなさそうなのでそのままです。ちなみにクロスオーバーは2.5kHzでこのサイズの2ウェイとしてはやや低めの設定です。
これにて全ての部品が揃いました(ブログでは前編後編の2記事ですが作業期間はそれなりに長かったのです)
特にウーファーは苦労の賜物です!
組み立てました。
ウーファーとドロンコーンの両サイドの爪のような出っ張りが前面ネットをホールドする仕組みですので、きちんとセンターになるようマウントします。
完成です!
あらためて見ると、なんてかっこいいデザインのスピーカーなんでしょ!
前面のネットを装着するとこんな感じです(前面のネットは丁寧にサビを落として半ツヤのブラックで塗装済み)。
ネットを装着するとユニットのホワイトが映えます、かなり迷いましたが着色してよかったです!
次き記事、YouTubeアップ用の空気録音動画を作成し音出しインプレは以下です
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