メニュー

PIONEER CS-610、ドームスコーカーの固着修理・錆除去編

2020/05/01 - PIONEER CS-610

GW、外出はしないできないので、家や庭の掃除や洗車がはかどります。
春の夜長、放置していたジャンクの修理もはかどります。

今回は1970年代中頃のパイオニアの3ウェイスピーカー CS-610に使われていたハードドームスコーカーの修理です。パイオニア・CS-610についてはオーディオの足跡さん参照で

パイオニア CS-610、ハードドームスコーカーの修理

もうね、コッテコテに錆びて、錆で全ての部品が分離状態。
触るとボロボロと錆びが落ちるっす。

※ここんとこオーディオ修理ブログ化してますが、決して修理専門ではないです。

約45年間に生じた錆ですよ、凄い状態です。
ま、そのおかげで爆安で入手できたんですけどね。

パイオニア CS-610、ハードドームスコーカーの錆の状態・その1

古いジャンク品には見慣れていますが、ここまで凄いのは初めてです。なぜかもう片方は殆ど錆もなく良好な状態。その差はどこで生じるんでしょうねぇ…

ボイスコイルも貼りついていたのを剥がすような状態でコイルの巻きがやや乱れてしまいました。

パイオニア CS-610、ハードドームスコーカーのボイスコイルの状態

幸い、断線はないので地道に巻きの状態を修復して接着剤で薄っすらと固めればOKです。

スクレイパー、カッターナイフ、サンドペーパーで根気よく錆を落としていきます。

パイオニア CS-610、ハードドームスコーカー、ヨークの錆落とし

パイオニア CS-610、ハードドームスコーカー、プレートの錆落とし

しっかし、凄まじい錆です。
ほんとに元通りになるんだろうか不安になります。

んで、約2日かけて錆びを落としましたよ、錆の跡にシミが残りましたが、これはしょうがないっす。

パイオニア CS-610、ハードドームスコーカー錆び落とし完了

冒頭で書き忘れましたが、磁気ユニットを分解した際には、マグネットの向きがわかるよう、必ず印を入れておきましょう。この場合、ダイアフラム側を「前」とマジックで書いてます。

次回、組み立て編に続きます:

PIONEER CS-610、ドームスコーカーの固着修理・組み立て編

〜 関連記事 & おすすめ記事 〜
PIONEER CS-610、ドームスコーカーの固着修理・組み立て編
YAMAHA NS-1000MM、分解整備(前編)
Aurex SS-S1W、分解とメンテナンス・Part 2
Rotel Domus 250、スコーカーのレストア・その3
FOSTEX GX10、色気をつけてみる
PIONEER CS-X3、分解&整備

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA