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DENON USC-M7、モデルの素性と試聴動画です

2020/12/14 - DENON USC-M7

久々登場のDENON USC-M7です。
発売年などが不明なモデルでしたが、空気録音の試聴動画をアップするにあたって、何年頃のものなのか、どういうシリーズの製品なのか(ミニコンポ用というのは分かってますので)を調べてみました。

というのも、当方のYouTubeチャンネルの動画一覧で見るとお判りかと思いますが、機材の年式を入れるようにしているためです。

このUSC-M7ですが、発売は1997年、ミニコンポ・Lapisiaというシリーズのスピーカーです(「ラピシア」と読みます、短いけど覚えにくい名前だ)。DENONはミニコンポのTV CMはほとんどしていませんでしたので、シリーズの知名度は低いと思いますが、中古市場に現れる現存数から売り上げ自体は好調だったのでは、と思います。

DENON USC-M7(Lapisia)の広告

このLapisia、検索するとミニコンポの他にMDメディア、カセットテープも同名を冠したシリーズがヒットしますので、DENONでは相当に力を入れたシリーズだったのではと想像します。同じ頃、各社からレシーバーを核とするミニコンポが発売されていた時期で、特に有名なのはKENWODDのアビーノシリーズかと思います。ミニコンポは90年代以降、多段バブルコンポ→高級路線ハイコンポと変遷し、レシーバーを核としたよりコンパクトなものへと変遷していきました(この後、全てオールインワンみたいなDVDレシーバーなども出ましたね)。

上記の広告の画像の女性はピアニストの加羽沢美濃さん、Wikiで調べると1997年に日本コロムビアからデビューということでLapisiaシリーズの広告タイアップなどがあったのかもしれません。加羽沢さんはラピシアという曲があったり、2000年にラピシアというタイトルでベストCDも出していますので、並々ならぬ縁があるのかもしれません。


[ALBUM] ラピシア -加羽沢美濃-

https://columbia.jp/artist-info/kabasawa/discography/COCQ-83454.html

 

さて、空気録音の音質ですが、以前のブログで書きました通り、マイルドな音質です。解像度はやや低め、耳に刺さる感じは皆無、かといって高域が出ていないわけではないです(やや引っ込み気味ではありますが)。録音時に気づいたのですが、大入力でも歪感やガチャガチャ感もなく朗々と鳴ります、意外な発見です。

YouTubeで閲覧する場合はこちら:
https://www.youtube.com/watch?v=EJBYJ7ekGqM
※YouTubeで見た方がタイムテーブルリンクが使えるので見やすいと思います。

1. 00:56 〜 Ride of the Valkyries – Wagner (Classic)
2. 03:26 〜 Gymnopedie no1 – Satie (Classic/Piano)
3. 04:26 〜 Blue Funk – Michael Ramir C. (Funk/Electric Bass)
4. 05:46 〜 Atop A Mustang – Arulo (Latin/Acoustic, Percussion)
5. 06:41 〜 Piano Store – Jimmy Fontanez_Media Right Productions(Jazz)
6. 07:26 〜 Eine Kleine Nachtmusik – Mozart (Classic)
7. 08:48 〜 In the Shadows – Ethan Meixsell (Hard Rock/HM)
8. 10:10 〜 Invisible Pieces – Silent Partner (Blues/Rock)
9. 11:11 〜 Winter – works291 (JAZZ/Piano, Contrabass)

このスピーカーの音を聞くたび、小型&安価ながら、よくまとめているなぁとしみじみ感じます。さすがメーカーのチューニングというか。同じようなユニット構成で自作したとして、かなり難儀しそうです。

 

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