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DENON USC-M7を分解掃除

2018/04/03 - DENON USC-M7

いつ買ったのか、どこで買ったのかも忘れてしまうくらい前から我が家にあるスピーカー、一時期、リビングのAVシステムのフロントを担ってたりとか。現在は息子に所有権が移り、息子の部屋で吹奏楽のCDの再生に貢献してるスピーカーです。

DENON(デオン/デンオン) USC-M7の画像(正面)

ネットを外すと相変わらずメカニカルでカッコいいなぁ、この見た目に惚れたんですよね。正直、このスピーカーに関しては音質は二の次。
ネット付けると地味っす。

DENON(デオン/デンオン) USC-M7の画像(サランネット付)

オーディオ小僧の頃、カタログ集めに行ってたオーディオ屋さんの奥の視聴室に鎮座するALTECの6041モニターを初めてみたときの衝撃以来、同軸ユニット+ウーファーという構成には格別なものがあるんですよ。同じ理由でUREIの813などもたまりませんなぁ。

そもそもこのUSC-M7というスピーカー、90年代の中頃(?)にDENONのUDRA-M7というレシーバーを核としたプチ高級感を醸し出すミニコンポ用のスピーカーなのですが、単品として売られていたものかどうかは今となっては分かりません。が、このモデルにだけ使われる同軸ユニットやターミナルも安物ではなかったりと、それなりに力入ってて、決してシスコン用のやっつけモデルではないです。

んで我が家のM7ですが、久々に見ると埃だらけでカワイソウな状態でしたので、分解&掃除することに。つか、大事に使えよなぁ、機材に対して愛がないな、愛が(笑)
ちなみに、画像は全て掃除後に撮影したものッス。

主役の10cm同軸ユニット、カーオーディオ用を除けば10cm同軸ユニット自体が珍しいです。

ツイーターは簡易なピエゾ式ではなく、ちゃ〜んとしたドームツイーターです。

DENON(デオン/デンオン) USC-M7の画像(同軸のツイーター拡大)

ツイーターの根元にスポンジのガスケットがありますが、経年でぼろぼろになってると思いきや、まだまだ大丈夫そうです。ここがダメになると厄介なので、今のうちになにかコーティングで養生しといた方がいいかなぁ。一方、エッジはクロスエッジですので劣化の心配はないです。

同軸ユニットの全体です。

DENON(デオン/デンオン) USC-M7の画像(分解・同軸ユニット)

左がウーファー用のターミナル、右がツイーター用のターミナルです。パイオニアのPAXシリーズのようにツイーターの裏にハイパスコンデンサーが隠れてるだけのような安い造りではないです。フレームは樹脂製ですが、補強のリブがガッツリ入ってます。最近は中華メーカーのユニットでタンノイのようにセンターキャップ内にドームツイーターを仕込んだものとかありますけど、あれはどうなってんだろ?

ウーファーと並べてみました。フレームやマグネット周りは一緒です。

DENON(デオン/デンオン) USC-M7の画像(分解・同軸ユニットとウーファー)

同軸ユニット(のウーファー側)とウーファーユニットの違いはエッジが前者は凸、後者は凹になっていることかな。ウーファー同士はネットワークから並列接続になってます。
ウーファー側の本来ツイーターのターミナルがある部分はブランクの状態です。

DENON(デオン/デンオン) USC-M7の画像(分解・ウーファー)

もう一つ、特徴があって、フレームのダンパーの下の部分に空気抜きの穴が並んでいたりします。

DENON(デオン/デンオン) USC-M7の画像(分解・ウーファー後から)

凝ってますなぁ、こういう造り、大好きですよ。

さて、どういう音が出るかというと、一言で言えばマイルドな音質です。メカニカルな外観からトゲトゲしい音が出そうですが、これが逆ですね。

今回、以下のCDを聞いてみました。割と、スピーカーの特性の出やすいセレクトかと。ちなみに試聴はオイラの部屋のメイン機(YAMAHA AX-1200+DENON DCD-1650AL)に接続してます。

同じ時代、マイルドな音質といえばケンウッドのシスコン用のやや高級スピーカーのLS-1001もかなりマイルドな味付け、当時はそういう音質が流行ったのだろうか(当時、ワタクシはそのクラスのオーディオ製品には縁がなかったッス)。
とはいえ、LS-1001みたいな極端なほどのマイルド感ではなく、ほど良いマイルド感でポピュラー系も普通に楽しめます。坂本龍一のHeart BeatのバスドラやAKIRA(金田のテーマ)のパーカッションも気持ちよく出ます。ワーズワースの冒険のテーマの透明感もいいです。この複雑なユニット構成で(しかも小型で安価ながら)よくチューニングされたスピーカーだと思います、ユニットも素性もいいし、DENONの中の人、凄いなぁ。

低域も不足感はなくとてもイイ感じです。勝手な憶測ですが、このM7のダブルウーファーが後のSC-E727などに採用されるP.P.D.Dの祖になったのでは、と思ってたりして。当時から+αのウーファーを備えたスピーカーはありましたが…(パイオニアS-J7とかテクニクスSB-M300とか、前者はウチのリビングで現役です)

巷で言われるこのスピーカーの欠点でもある高域の再生、というのが顕著に出るのがStyle CounsilのCafe Blueの1曲目のMick’s Blessings、バックで小さく演奏してるタンバリンの音が殆ど聞こえてきません。正確にはタンバリンの音は確かに出ているのですが、リスニングポイントを少し外すと聞こえくなります。まぁ、これはこのサイズでこのツイーターならしょうがないかな。

とりあえず、息子には大事に使うよう厳命して返却したッス。

【追記:2020/12/14】

空気録音の試聴動画のブログ記事をアップしましたのでこちらもどうぞ:

DENON USC-M7、モデルの素性と試聴動画です

YouTubeで直接見る場合は以下から

1997 DENON USC-M7・90年代ミニコンポスピーカーの実力機 / Audio Sound Check

 

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