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AIWA SX-LM50にアイワの意地を感じた

2018/03/08 - AIWA SX-LM50

部品取りにでも使えるかな?と思って超格安で売ってたAIWAのSX-LM50というスピーカーをゲットしました。KENWOODのLS-SEシリーズを踏襲したようなデザインです。

アイワ SX-LM50の正面画像

アイワ SX-LM50の正面画像(サランネット付)

当然ながら単品モノではなくシスコン用のスピーカーなのですが、モデル名で検索すると同社のXR-MD30とかXR-MD50というMDとカセットテープ時代のシステムコンポのセットに付属のものです。そういうスピーカーなので大して期待もしていなかったのですが、実物はけっこう高級感のあるエンクージャーだったりして悪くないです。

アイワ SX-LM50の正面画像、上から

分解する前に動作確認を兼ねて音出しをしてみたのですが、ちょっとビックリ、いいですコレ。この手のモノはドンシャリだったり、逆にBGM用途や妙な落ち着きを狙ってレンジが狭いフン詰まりな音だったりするのですが、コレはレンジも広くごく自然な音、特に大音量でも歪み感もなく聞き易いです。低域はかなり低いところまで出てますが解像度の面ではイマイチ、ま、これはしょうがないかな。バスレフポートを塞いでみるのもいいかもしれません。

で、分解です。
まずはツイーターから…

アイワ SX-LM50のツイーターの画像

ドームの表面のダンプ剤が乾いてヒビ模様になってますが、これは一度ダンプ剤を落としてエッジなんかに塗るダンプ剤を薄〜く塗布すればOKかな。

アイワ SX-LM50のツイーターの画像その2
アイワ SX-LM50のツイーターの画像その3

ツイーターのフレームは樹脂製です。安いユニットにありがちな接着剤のハミ出しなどもなく、端子からの導線部分なども丁寧に作られていますね。マグネットが大きく見えますが、上半分は防磁のキャンセルマグネットです。

次はウーファー、サイズは12〜13cmといったとこでしょうか。樹脂コーンでエッジはゴム、劣化したような感じはありません。

アイワ SX-LM50のウーファーの画像その1

大きめのマグネットに樹脂ながらガッシリとしたフレームで意外とちゃんとしてます。ウーファーも当然ながら防磁タイプです。

アイワ SX-LM50のウーファーの画像その2

この手のスピーカーは見た目のフレームは化粧枠で実は安くて薄い鉄板プレスだったりしますが、なかなか凝ってます。強度的には薄い鉄板プレスより、こういうゴツいリブ入りの樹脂フレームの方が上かと思います。そういうフレームなので、ユニット単体で自作箱に使ってもチープな感じはないと思います。

最後にエンクロージャー内部とネットワーク、

アイワ SX-LM50のネットワークの画像

ネットワークはクロスオーバー5kHz/12dbカット、吸音材はフェルトを内面に貼付けたものですね。ネットワークは見た目からコストがかかっているものではなさそうです。
バスレフポートは小さめ且つ短めのものが背面についてます。ターミナルはプッシュ式。

アイワ SX-LM50の背面画像

AIWAは80年代の初め頃まではデザインも性能も非常に優れた高級カセットデッキや高級ラジカセなども手掛けてました。70年代末頃に出してたミニコンポは安いながらもプリ/メインセパレートでメインアンプにはトロイダルトランスを導入したりと、凝ったモノ造りをしてました。その後、80年代の中頃あたりから道を踏み外してキテレツなデザインの機器を出したりして、90年代にはすっかりキワモノ・安モノを作る2流メーカーみたいなイメージになっちゃいました(SONYの子会社として、SONY製品がカバーしてない廉価品を任された感じが否めないです)。
このスピーカーを見ると「いやいや、ウチの製品をバカにしてもらっちゃ困りますゼ、音響製品メーカーとして押さえるとこ押さえてるぜ」みたいなAIWAの意地みたいなものを感じます。

部品取りにするの、ちょっと勿体ないかなぁ…

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AIWA SX-LM50にアイワの意地を感じた」への2件のフィードバック

豊*****

秋田の出品者の方がこの記事を読んだのか同じ事を書いてこの
スピーカーを全盛期のAiwaの意気込みを感じる逸品として出品
していました。
私はそれを読んでサランネットが片側しかありませんというこのスピーカーを購入しました。確かに解像度は、少し物足りないですが
長く聞いていても疲れない逸品のスピーカーと思っています。
大事に使って行きたいと思います。

返信
    sputnik01

    豊*****様(御名前は伏せさせていただきました)
    コメントありがとうございます。
    当時、ワタクシもこのスピーカーを部品取りにと入手したのですが、なかなか侮れない音質で「なんて真面目に作ってるスピーカー」と驚きでした。このスピーカーが出た頃(90年代中頃?)は各社まだシスコンといえどキチンとしたものを作っていたような気がします。家電店などで最近のシスコンを見ると見た目はテカテカしてゴージャスなのですが、出てくる音が安っぽくてガッカリですね。このスピーカーは1年ほど購入機器の視聴用として活躍しておりました。

    返信

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