同時進行中のSONYのSS-X100の続きであります。
前記事は以下になります
ウーファーの下処理(古いエッジの掃除とか)は前回の記事で終えていますので、今回はクロスエッジの制作です。
本機は前面ネットが固定でネットでカタログの写真を見ても元々がどのようなエッジなのかウレタンであること以外、何も分からないです。振動板にこびりついてた残骸やエンクロージャーに散らばってた残骸から察するにかなり薄めの柔らかいエッジだったと想像します。
今回はワケあって2セット作成します(ウーファーユニット単体でもう1セット持ってるので)。
液ゴムが乾燥する間際に型固定のために枠を乗せて重しを乗っけます。これを行うとビシっとしたエッジが出来上がるのです。
エッジの出来上がりです。柔らかさはかなり柔らかめです。布目を残す場合、倍に希釈した液ゴム1度塗りです。小口径用の場合、それでもコシと形状安定は問題なし、密閉度も問題なしです。
このユニットを触ったことがある方は分かると思いますが、ユニットのダンパーはかなり固めです。エッジなんかなくてもブレずに振動板をささえるほど固いです。それに対して樹脂製の振動版はかなり薄めで軽量です、フィルムを少し厚くした程度な感じで伝わるでしょうか。薄く軽量な振動板の動きを邪魔しないよう柔らかめのダンパーに仕上げました。
つぎにエッジの貼り付けですが、大口径ユニットよりも小口径ユニットの方がエッジの貼り付けは難しいです。画像のようなアプリケーターがあると作業は格段にしやすくなります。
最後に振動板とエッジの際にも接着剤を塗布充填して完成!
次回からは問題のエンクロージャーです。かなりの傷や欠けがありますので、塗装を剥離→傷や欠けを修復→下地塗装→再塗装という手順を踏むことになるでしょう。
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