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以前、ゲットした中古スピーカーが立て続けにツイーターが断線してたというネタを書きましたが、その1つはDIATONE DS-5B(記事へ)、そしてもう一つがこのビクターの鈍器系スピーカー・S-M5なのです。
これも購入時の説明では「動作確認済み」だったのですよ。「動作確認済み」の説明があっても、やはり「全ユニットからの出音OK」の確認はした方がよいでしょう。みなさんも気をつけましょう。
さて、このS-M5ですが、Victorの鈍器系スピーカーはこの「S-M5」と「S-M3」の2種類の兄弟になっておりまして、10cmウーファーの小振りな方がS-M3、このS-M5は12cmウーファーで一回り大きいです。どちらもアルニコマグネットのドームツイーターが特徴ですね。
外観から見てもなんの変哲もないドームツイーターなのですが…
見るからに断線しやすそうな導線の引き込みです。
・導線がドームから出て空中配線になっているものは振動により断線の可能性が高まります。
・ターミナルからドームへ向かう経路は塗装のようなもので固めていますが、この内部で断線しているものが多いです。
そういえばDIATONEのDS-5Bも特徴的なツイーターだったわけで、ツイーターが目玉の機種はどうしてこうも断線しやすいのか、ガッカリです。
とりあえず、どこが断線してるか/修理は可能かどうか「分解して調べよう!」と思ってユニットを止めてるネジを緩めたのですが、ツイーターもウーファーもビクともしません、まったく外れる気配なし!。
その理由は、ユニットの周りに接着剤のような、ゴム質のものでガッツリとシーリングされていて、おそらくコレが接着剤となってユニットとエンクロージャーがガッツリくっついているのでしょう。
ウーファーのまわりはこんな具合
ネジの周りなんてシール剤で埋まってるし…
ツイーターの周囲も満遍なくシール剤で処理されてます。
密閉度を確保するための処理だと思うので、この調子だと当然、裏蓋もシール剤てんこ盛りで外れないので、裏蓋を開けて後からユニットを押し出す、という手段もとれません(実際やってみたけど裏蓋も外れなかったッス)。シンナー、ガソリン、アセトン、パーツクリーナーなどで溶かそうと思えば溶けると思いますが、そういうのはエンクロージャーの塗装を痛めそうなので最終手段ですな。
分解方法、ちょっと考えます。
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