鈍器系スピーカーというか昔の小型ブックシェルフにありがちな特徴として、壁掛けで使えるよう、背面に出っ張りが無い造り、というのがあります。
DS-5Bも例外無くそのような造りになっていてですね、コネクタはネジ式(血管を押さえてる漫画が頭をよぎる)になってて、壁にピッタリ付けれるようケーブルを逃がす溝がついています。
ワタクシの身近で実際にこの手のスピーカーを壁にかけているのを見たことはないのですが、ヤフオクに出てる中古の背面を見ると、壁掛け金具のあたりにフック傷らしきものがあるものも多いので、壁掛け派は意外といるのでしょう。
ちなみに、背面のラベルに「再生周波数帯域 40〜20,000Hz」とありますが、実際に聞くと「40Hzとか無理でしょ」と突っ込み入れたくなります。
このネジ式のターミナルがけっこう使い辛いわけで、これを太いケーブルもOKなバナナプラグ対応のものにしたいと思います。使うパーツはこれ、巷に多く出回ってるターミナルです。
当方はAliExpressで大量買いしてますんで、在庫だけは潤沢。国内ショップで買うよりもグーンと安値でした。この手の部品はけっこう使うので大量に持ってても無駄にはならないッス。
DS-5Bにはこのターミナルを丸っと使うのではなく、ナットやスペーサー類は使わずに、下記画像のように本体のみ使います。
このターミナル本体のネジのサイズがM4なんですね、んでDS-5Bのネジ式ターミナルもM4、つまり純正のネジの代わりにこの本体だけをネジ込めば無加工でターミナル交換が出来るという寸法です。ま、バイクやクルマのカスタマイズ風に言うと「ボルトオン」ってやつですな。
ただ、このままだとネジの部分が長過ぎてつっかえますので、ネジ込んで入る部分との差分をカットします。
カット後、ヤスリとダイスでネジ山を整えてます。
DS-5Bのターミナルはちょっと出っ張っているので、スペーサーなどの絶縁処理は不要です。
新ターミナルをネジ込んだ後はケーブルの脱着の際に緩まないよう、少しキツめに締め込みます(ケーブルを通す穴に細いドライバーなどを通してエイヤっと締めました)。
完成の図
なかなか高級感があってよろしいのではないでしょうか?
これで太いケーブルもバナナプラグもOK、さらに無加工で施工したボルトオンパーツなので、元にも戻せます(戻すことはないと思うけど)。
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