メニュー

KENWOOD A-1001、音が出ないので修理&インプレ

2019/11/16 - KENWOOD A-1001

以前から気になってたケンウッドのハイコンポである初代K’sシリーズのプリメインアンプA-1001です。「電源は入るけど音が出ません」ってやつを超格安でゲットしました。

到着して外観を確認…

KENWOOD A-1001の背面端子、アダプター部その1

あー、ADAPTORのIN-OUTのピンジャックを繋ぐコの字型のあれ(ジャンパーピン、またの名をショートピン)がありません。これじゃ音は出なくて当たり前。

というわけで即席で作りました。

KENWOOD A-1001の背面端子、アダプターの自作ジャンパーピン

元のジャンパーピンよりも豪勢になってしまった。

で、これで音が出るようになったかというと…

左chの音が出ませんぜ。
なかなか簡単にはいかないもんですな。

入力端子を繋ぎ変えたり各スイッチやトンコン類などをグリグリ弄ってみましたが左chから音は出ません。やっぱり開けないとダメなのね…

KENWOOD A-1001の内部

中身はシンプルです、トロイダルトランスだったり半導体も良さげなものを使ってます。

目視で膨らんでたりお漏らししてるコンデンサは無さげ、焦げてる部品もないので、セオリー通り、スピーカーリレーから診ます。

KENWOOD A-1001のスピーカーリレー

スピーカーリレーはOMRONのG5R-2232P(24VDC)で交換するならG2R-2 24VDCになりますが、少し前にYAMAHA AX-10のリレー交換に使ってまい、手持ちがないので外して磨いてみることにします。

リレーを外すのは赤枠で囲んだ6つのハンダです。

KENWOOD A-1001のスピーカーリレーを外す

YAMAHA AX-10と違ってとても分解しやすいです(笑)

画像を撮り忘れましたが、リレーは大して汚れもなく磨いて再装着したところで症状は変わらず。原因が分からず、どうせジャンク格安で買ったもんだから放り投げようかなぁとか思いながらセレクタやボリュームをグリグリ回してたら、一瞬、左chから音が出ました!

ボリュームだ!
ボリュームですよよよよ、奥さん!

というわけでボリュームを外して分解清掃することに。

モータードライブと一体のボリュームなので分解清掃は少し手間がかかりますが、この手のブツの分解組み立てに慣れていれば難しい作業ではないっす。

KENWOOD A-1001のボリュームの分解清掃

組み立て時、1つ注意しないといけないのはメインシャフトの向きを180度間違えないこと。もし間違えるとボリュームノブが13時の方向でゼロになっちまいます(はい、わたくしやってしまいました、再度、分解組み立てするハメに)。

仮組みをして音出し確認をして左chからも正常に音が出るようになりました!
めでたしめでたし。

とはいえ、この機種特有のセレクタが誤動作する症状が10回に1回くらい起きるので、また時間があるときにそれを直さないといけないです。ま、とりあえずこれで音が聞けます。

KENWOOD A-1001の修理完了

音質の方は、雑味のないクリアでタイトな音です。誰が聞いても良い音と感じると思います。外観などから重厚な味付けがされてそうですが、全くそんなことはなく、ソースの音そのままという感じです(厚みのある味付けのYAMAHA AX-10とは対局ですね)。良く言えば透明感のある繊細な音、KA-9900〜KA-8100なんかを出してた頃の、いかにもTRIOのアンプって音です。そういう傾向なので合わせるスピーカーを選ぶというか、スピーカーの粗が出やすいアンプかと思います。ややブーミーなDENONのSC-E727に繋ぐと凄くいいです。一方、Lo-DのHS-11Dではスカっと軽すぎる感じ。YAMAHA AX-10やONKYO A-922M LTDだとアンプの個性でスピーカーの粗をある程度はカバーするのですが、このアンプは誤魔化しが効かないのでスピーカーはそこそこ良いものを使うのがいいのではないかと。スピーカーの評価用にはバッチリかも。

〜 関連記事 & おすすめ記事 〜
KENWOOD AX-D7-N、パワーアンプ分解&内部構造
YAMAHA P4050、魅惑の4chパワーアンプ
バックロードホーン・1号機〜1/3
自作エッジのすすめ、自作エッジを使う理由
TRIO LS-77、第1章・とんでもジャンクでした
SONY SS-R1、レストアその1

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA