Lo-D HS-1を購入してみたものの、ウーファー固着→マグネットがズレてたの修理第3回目記事です。
これまでの記事は以下です:
・Lo-D HS-1、ウーファー鳴らず要修理
・Lo-D HS-1、ウーファーのマグネットずれ修理
外装も掃除し、かなりキレイになりました。
元々、外観だけは非常に状態のよいものでしたが、こうしてみると40年以上も前のものとは思えません。70年代中頃〜80年代初頭のLo-Dは、オーディオでは地味なイメージながら、ギャザードエッジ、メタルコーン、チタンダイアフラムなど技術を投入した意欲作が多いです(HS-500などは有名なモデルもありますが)。
さて、インプレですが、マイナーであまり評価されることのない機種なので、大して期待はしていなかったのですが、低音から高音までレンジが広く、このサイズからは予想を裏切るほどの低域の伸びです。高域もシンバルの音などがカチっと出ており、ハードドームらしさの片鱗を感じます。というか、高域が非常に明るい音色でハードドームツイーターの採用は大正解と賞賛します。ただ、中音域がやや引っ込み気味でボーカルなどは生々しい音とはちょっと違うかな。この感じ、VISONIK DAVID 50に似ています。勝手な憶測だけど、当時のLo-Dの人たちはDAVID 50をかなり意識して作り上げたんじゃないかな、と思うくらい(そのため、一昨日VISONIK DAVID 50のインプレ記事を先にアップしました)。2.7kHzと比較的低めの周波数に設定されたクロスオーバーなど、DAVID 50に近い設計思想も感じます。
視聴はYAMAHAのAX-1200に繋いでそれなりの音量で行っていますが、小音量にすると低域がやや引っ込み気味になります(それでも他の鈍器系と比べると十分に出ています)。この辺はDAVID 50に軍配があがります。HS-1を使いこなすには、それなりのパワーでウーファーを積極的に動かす感じで鳴らすと期待にこたえてくれると思います。
DAVID 50と並べて比較するとこんな感じです。
DAVID 50がいかに小さいか伝わるかと。
鈍器系スピーカーをいくつも持っていて視聴していますが、これまで当ブログで紹介したものに順位をつけるなら(個人の感想とそのときの気分)
1.VISONIK DAVID 50
2.DIATONE DS-5B, Lo-D HS-1
3.FOSTEX GX10, Technics SB-F1
4.Art Audio BA-400MkII
5.PIONEER CS-X3
ってところでしょうか。
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「Lo-D HS-1、修理後のインプレ」への1件のフィードバック
こんにちは
ポーランド出身のアダムです(市:Rzeszów)
私も持っています-完全に機能します Lo-D HS-1。
ブログを騒がせてすみません。
Ale proszę, nie chcę być tak źle zrozumianym.
あなたのように、私は小型スピーカーの分野で私の経験を持っています。
これらのトピックについて説明します。:-)
(急いではいけません)
よろしく
Adam / Polska(市:Rzeszów