DIATONE DS-161のレストア記事、第2回目です。
前回までの記事は以下になります:
・DIATONE DS-161、マイナー機種のレストアその1
レストアといっても対象箇所はウーファーのみですので軽作業ですね。
まずは朽ちたエッジを完全に取り除きます。
フレーム部のガスケットに貼りついてた古いエッジはガスケット(厚紙)を1枚剥く感じで取り除きました。ここまでの作業は容易だったのですが、問題はコーンの裏に接着で強固に貼りついたままの古いエッジのミミです。
粉吹いてヌメり感もあるので上から新しいエッジを貼っても十分な接着ができないです。これ、カッターのエッジ部分でカリカリ引っ掻いても貼りついてて全く取れないので難儀しました。色々な工具を試しましたが、最終的にはコーンのエッジにラッカーシンナーを染み込ませ、接着剤を溶解する作戦でなんとか剥がすことができました。
割と無理を強いた作業だったので若干コーンの端々をケバ立たせてしまったです。とはいえ、完全に剥がすことができてよかった。
せっかくなのでコーンはエアブラシで再染色します。まずはマスキングしてコーンだけ露出した状態にします。
染料系の塗料をエアブラシで薄吹きしてコーンを再染色しました。
コーンが黒いとキリリと引き締まります!
見た目は割と大事です、ボケた色のウーファーを目の前にすると気分もイマイチですし。
いよいよクロスエッジを自作します。これも久々の作業になるので手順を一部忘れてたりで自分のブログ記事を読み返したりなんかして。
元のウレタンゴムエッジはかなり薄めで柔らかめと思われますので自作エッジも薄めの綿布を使って、液状ゴムも少なめで「柔らかさ」を目標に作ります。
乾燥したらサークルカッターで切り抜き、両面テープなどを剥がすために水に浸けるのですが、その際に若干型崩れしますので製作時の型となった半円のバックアップ材を使って再整形して乾燥させます。
再整形のエッジが完全に乾いたらボンドでエッジを接着するのですが、接着作業はボンドが固まるのと時間の戦いな上、手もよごれますんで撮影ができないのであります。
というわけでウーファーの完成です!
次回はツイーターやスコーカーの整備〜完成編です。
続きは以下の記事になります:
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