とあるミニコンポセットをオクでゲットしたらオマケにつけてくれたスピーカーです。ダイヤトーンのDS-103V、主として天吊り用途で使用するスピーカーです。
製造ロットなどでセンターキャップがゴールドだったりペーパーだったりと、いくつかバージョンが存在するようです。フルレンジのツインではなく、片方はパッシブラジエータ(ドロンコーン)です。
裏側はこんな感じ
下側には天吊り金具をネジ止めするよう、ネジ穴があります(エンクロージャー内部には貫通していないです)
天吊金具はこういうやつです。
この画像の上側にスピーカー、下側を壁や天井にネジ止めします(下側は本来は円形なのですがカットされています)。
各部チェックしてると、なんと、エンクロージャーにネジ穴らしきものが開けられています!
ドロンコーンのスピーカーでこれはマズいです、というかドロンコーンの意味がありません。
塞がなければ…
色々と方法を考えましたが、パテよりもエポキシで埋めるのが確実で仕上がりもキレイかなと。セメダイン・スーパーを使います。
よ〜っく混ぜて穴を内側から埋めます。画像にはありませんが表側はテープを貼って接着剤が漏れないようにしています。
硬化した後、表側のテープを剥がすとこんな感じです。
色を塗ろうかと思いましたがこのままいきます。
さて、内部のユニットですが、どういうものが入っているかというと、まずメインのフルレンジユニットです。
防磁型となっています。なかなか逞しいマグネットのユニットが入っています。一方、パッシブラジエータの方はというと…
フルレンジユニットのマグネットとボイスコイルがない形状、重り的なものがついています。
それと、インピーダンスの補正の基盤が入っています。
Marantz LS-10Sにもインピーダンスの補正が入っていました。これを外すとAMラジオみたいなスコーカー単体みたいな、何とも腰のないフヤけた音になります。
組み立てて視聴してみました。
音楽ソースはポピュラーとクラシックのCDそれぞれ数枚です。見た目からして「どうせ安っぽい音だろうなぁ」と思ったのですが、低域から高域までしっかり出ていてコモリ感もなく、音量を上げても箱なり感や歪み感もありません。非常に明瞭で良い音です。どれくらい良い音かというと、過去記事で書いたVictor(JVC) PS-S10Bよりも遥かに良い音です。Marantz LS-10S(DS-105系)と比べても遜色ないというか、こちらの方が元気でメリハリのある音質です。きちんと音楽を楽しめるスピーカー、さすが天吊りといえどダイヤトーンです。
とはいえ、ウチでは使い道がないんですよね…
しばらくは休眠状態ですかね。
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