2〜3年くらい前にオークションで購入したAudio Pro Image11です。
超格安だったんです。
理由は…
はい、ネットワークとターミナルと壁掛け金具がありません。
他に流用したくなるほど魅力的なネットワーク&ターミナルだったんだろうか? なぜこのような状態になったのかは前オーナーのみぞ知るということで謎です。これをゲットしたときは立て続けにツイーターが断線した鈍器系SPを入手してた頃で、ツイーター流用できるかな、くらいの気持ちでゲットしたんです。
ヒマなときにでもネットワークを作ってこのスピーカーの音を聞いてみようかとも思ったんですが、エンクロージャーの安っぽいピアノフィニッシュが嫌で意欲も湧かず放置してました…なんつーか、いまどきの安い国産ミニコンポに付属のスピーカーみたいな深みのないピアノフィニッシュというか光沢仕上げ(手垢や埃が目立って面倒臭いだけという)。
今回、意を決して分解して部品採取です。
実際のところ、ワタクシ、Audio Proなるメーカーはよく知りません。
スウェーデンのメーカーのようです。
粛々とユニットを採取しました。
巷ではまぁまぁの評価のようで、安っぽいエンクロージャーに対してユニット自体はそれほど悪いものではなさそうです。
ウーファーを探求してみましょう。
サイズは12cmですかね、ラバーエッジに何かをコーティングしたコーンです。エッジ柔らかめでダンパーはやや強めです。
背面です。
大きなマグネットです。フレームは樹脂製で補強のリブがあって剛性は高そうです。
逆側を見るとターミナル取り付けのブランクがあったり、ダンパー下に空気抜きの穴があったり…
あー、この見覚えのある特徴的なフレームはアレだ!
DENONのアレ!
はい、USC-M7のユニットです。このターミナル取り付けのブランクは同軸ユニットのツイーター用、ウーファー側はブランクになってました。
というわけで一緒のものか比較してみましょう。
まんま、同じサイズです!
コーンやエッジは異なります。
ひっくり返してみます。
マグネットサイズはImage11の方が大きいです。
フレームはまったく同一品です!
DENON USC-M7にユニットついては詳しくはこちら:
コーン、エッジ、マグネットは異なりますので、フレームが同じなだけで全くの同一ユニットというわけではありません。ただ、このフレームはDENON USC-M7の同軸ユニット用に作られたようなものと思われますので、ユニットの製造をDENONに外注したんだろうか?
スウェーデンのスピーカーのフレームがDENONのミニコンポのスピーカーの部品で作られてるってなかなか興味深いです。
次にツイーターです。
これはごく普通のソフトドームツイーター。
ダイアフラムは布系でダンプ材は薄めに塗られています。
ツイーターに関しては特筆すべき点はなし!
ウーファーは12cmなので進行中のNS-1000MMの良音化計画でNS-1000MMにマウントできたら換装実験でもしてるかと。とりえあずユニットは保管ですね!
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