使用ユニットや内部についての記事は以下を参照してください
・Technics SB-F1、整備ついでにSB-X01と比べてみる
一言で表現すると超優等生!
明るくカラっとした音質ですが、それでいて耳に刺さるような鋭さもなく、よくできています。優秀なツイーターとよく動くウーファーによるものかなと。ホーンツイーター(正確にはハードドーム+ホーン)がとても滑らかな高音なんですね。6:00あたりのスネアの高音成分はツイーターの音域になると思いますが、耳に刺激的なアタック音でなくよい感じで丸みのある落ち着いた音ですね。7:00あたりの弦楽の高音も滑らかです。それでいてファンク系やアコースティックの低音もボヤけることなく解像度も高いです。少し大きめのエンクロージャーのせいか、10cm鈍器系にありがちな低域の不足感もないです(あくまで、このサイズにしては、ですよ)。欠点というか粗をさがすと、没個性的であっさりしてて、真面目なモニタースピーカーって感じです。なので、オーディオ趣味的な使いこなしの面白味にはちょっと欠けるかもしれません。
YouTubeで閲覧する場合はこちら:
https://youtu.be/4b4YNJWRHzc
※YouTubeで見た方がタイムテーブルリンクが使えるので見やすいと思います。
1. 01:06 〜 1812 Overture ~ending – Tchaikosvky (Classic)
2. 02:17 〜 Gymnopedie no1 – Satie (Classic/Piano)
3. 03:19 〜 Blue Funk – Michael Ramir C. (Funk/Electric Bass)
4. 04:39 〜 Atop A Mustang – Arulo (Latin/Acoustic, Percussion)
5. 05:34 〜 Piano Store – Jimmy Fontanez_Media Right Productions(Jazz)
6. 06:20 〜 Eine Kleine Nachtmusik – Mozart (Classic)
7. 07:43 〜 In the Shadows – Ethan Meixsell (Hard Rock/HM)
8. 09:05 〜 Winter – works291 (JAZZ/Piano, Contrabass)
他に2曲ほどアップしてみました。
ABBAのChiquitita
QUEENのCrazy Little Thing Called Love
ABBAのチキチータは冒頭の静寂感、ボーカルの生々しさまでとてもハマる再現力ですね。サビの部分もガチャガチャとうるさい感じに陥ることもなく、サラっと聞かせます。ベストマッチって感じです。Quuenの愛と言う名の欲望の方は、解像度の高いスピーカーなので、ベースなど楽器それぞれの音が明瞭なのですが、もうちょい厚みや迫力が欲しいところです。決して悪いわけではなく、強いて言えばというレベルですね。
この出来の良さは他の鈍器系スピーカーのような個性を持たせなかったこと。つまり、スペックを欲張らず、そこそこのユニット、そこそこのエンクロージャーで普段使いの使い勝手を最優先した結果ではないかと。
40年以上を経てあらためて聞いてみてよくできてるスピーカーだな、と再認識させられました。
※基本的に当ブログとYouTubeチャンネルは常に連携しているわけではなく(動画をアップしたら必ずブログ記事を書くということはしていません)、YouTubeチャンネルだけ更新も多いのでチャンネル登録していただければ幸いです。
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