前回のONKYO C-722M LTDの修理でYAMAHA CDX-10のドライブが同じもので問題の症状も解決方法も同じであることが判明しましたので、持病を抱えるCDX-10も対処します。
こちらは深刻な状況ではなく(深刻な個体もありましたがパーツ取りに格下げ)、10回に1回くらいの頻度でCDを認識しない問題が発生、ベルトの劣化が進めばそのうち100%発生するようになるでしょう。
開腹分解するのですが、上部カバーのネジを外し、前面パネルのネジを外したところで前面パネルを止めるブリッジのような部品を外す必要がありますが、これが樹脂製のプッシュリベットで装着されています。
これはプッシュピンを抜いて袴状のリベットを抜けばOK、すべて表側から抜きます。このタイプのものは自動車の内装固定によく使われていますが、それのミニチュア版って感じですね。
CDのトレイを外さないといけませんが、ロッキングされている状態ではトレイは動きませんので黄色の丸で囲んだ黒いギアを手で動かすとピックアップユニットが下がり、トレイのロッキングが解除されます。
CDX-10のドライブの全容です、C-722Mと全く同じです。ベルトは見るからにゆるそうな感じです。
C-722Mと同じ手順でベルトを交換します。以下の記事も合わせてお読みいただければと思います。
・ONKYO C-722M LTD、CDを読み込まない問題を解決
新旧のベルトを並べてみます。古い方は若干硬化が始まってテカりが出て少し口径が広がっています。
新しいベルトを掛ける前にプーリーはしっかりと脱脂します。脱脂はプーリーの溝に入るよう綿棒の先をラジオペンチで潰したものにパーツクリーナーを染み込ませています。
交換後は快調そのものです!
ずっと心の片隅に引っかかってた問題が解決してスッキリです。
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