マニュアル類を整理していましたら、懐かしいものが出て来ました。
TRIOのターンテーブルKP-7070のマニュアルです。
これは1981年に購入したもので、丁度KP-5050やKP-7070からKP-700へ世代交代する直前の時期です。当時、発売されたばかりのKP-700も選ぶことができたのですが、なぜKP-7070を選んだかというと、KP-700で以下のように変更されたのです。
・ターンテーブルが2.6kg→1.9kg(慣性モーメントは550キロ→450キロ)
・ヘルムホルツ防振設計ターンテーブルシートから素のブチルゴムターンテーブルシートに
・トーンアームの高低調整方法が変更(廃止?)になった
・出力ケーブルが若干細くなってた(KP-5050と同じもの、KP-7070はひと回り太い)
など現物を並べないと分からないような違いもあったりして、当時のオーディオ屋さんも新製品のKP-700ではなくKP-7070をイチ押ししておりました。
というわけでマニュアルの中身を見ていきましょう(画像クリックすると拡大します)…
最初のページはお約束の内容物と構成です。
次が各部セットアップについて書かれています。
次がトーンアームの調整、KP-700以降のトーンアームにはない高低調整レバーとロックレバーがあります。これが良かったんだよねぇ。
最後は定格(製品仕様)が掲載されております。
このKP-7070は95年頃までずっと使っていたのです(カートリッジはオルトフォンのMC10 MkIIでした)。すでにその頃はCDが全盛なわけですが、特に新譜に好みもありませんでしたので、なんと95年当時までCDプレーヤーというものを持たず、アナログ盤一筋みたいな状態だったんです。
KP-7070を手放した原因ですが、この製品特有のタッチオペレーションが全く反応しなくなり、メーカーに送っても部品がないとのことで修理不能で戻ってきたためです(今だったらネットの情報を頼りに修理できるかもしれないのに、勿体無いことしたなぁ)。
KP-7070が壊れた1995年頃の構成は
・ターンテーブル:トリオ・KP-7070
・カートリッジ:オルトフォン・MC10 MkII
・ヘッドシェル:オルソニックのカッコイイやつ
・プリメインアンプ:オンキョー・A-819
・スピーカー:ソニー・SS-R5
という構成でスピーカーは中学生の頃に買ってもらったものをしぶとく使ってました。
その当時、SS-R5のエッジも崩壊したこととNS-1000Mの製造終了がアナウンスされ始めたことにあわせてオーディオ機器を一新したんですね。
・CDプレーヤー:デンオン・DCD-1650AL
・プリメインアンプ:ヤマハ・AX-1200
・スピーカー:ヤマハ・NS-1000M
色々と思いを巡らすと、一新するのに丁度いい時期だったんだじゃないかと思います。そのときに一新したものが、いまだ我が家のメイン機というのが感慨深いです。
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