メニュー

YAMAHA AX-590のリレー掃除

2018/08/01 - YAMAHA AX-590

実家で稼働していたYAMAHA AX-590が旅立つことになりましたので、軽くメンテナンスです。

YAMAHA AX-590:外観

AX-590は我が家のメイン機AX-1200と同時期の1994〜1995年頃のもので、オーディオが本格的に斜陽化に入ってた折、YAMAHAが最後のあがきのごとく発売していたモデルです。AXシリーズの後、YAMAHAの本格的なプリメインアンプは、つい最近まで休止状態となります。

これまで実家で母親のCD鑑賞用として活躍してましたが、この度、母親用はより簡単に気軽に使えるビクターのDVDレシーバー・EX-AK1に機材変更しましたので不要となりました。

メンテの内容は、端子類を磨いて、内部の埃を払って、スピーカーリレーのお掃除をしました。端子類は綿棒にコンパウンドをつけてチマチマと磨く、内部の埃は筆でコチョコチョしつつエアーで飛ばす、という程度です。

AX-590は、普及期ながらかなり真面目に設計されたアンプで内部でプリとメインできちんと分離、MCカートリッジも使用可能としています。

YAMAHA AX-590:入出力端子

このPRE/MAINの分離について。
たまにPRE-OUTのみのプリメインアンプを見かけますが、その場合、大抵はそのPRE-OUTはスピーカー出力を絞っただけのもので、実は内部的にはプリとメインで別れていなかったりします。具体例としては、ミニコンポのプリメインアンプですが、DENON PMA-201SAのブロックダイアグラムを見るとパワーアンプの出力の先にPRE-OUT端子があったりして、純粋なPRE-OUTでなかったりします。

きちんと内部的にプリとメインが分離しているプリメインアンプは、PRE-OUTとMAIN-INにジャンパーが刺さっているもの(ジャンパーを抜くと鳴らなくなる)、プリメイン分離スイッチがついてたりします。

んで、本題のスピーカーリレーですが、AX-590のスピーカーリレーは、スピーカー端子のすぐ手前に2つ並んでいます(ホコリが凄い!)。

YAMAHA AX-590:スピーカーリレー

基盤についたままスピーカーリレーのカバーを開けて内部の端子を磨ければよいのですが、このままではリレーのカバーが外れませんので基盤からスピーカーリレーを外して作業します。

AX-590は裏蓋を外すことでメイン基盤の裏にアクセスできますので、大きく分解することなくリレーの取り外しができます、素晴らしいメンテナンス性っす。

YAMAHA AX-590:裏側

YAMAHA AX-590:裏蓋を外した

リレーは下記の赤枠で囲んだ部分の6つのハンダを除去して取り外します。

YAMAHA AX-590:リレーの場所1

YAMAHA AX-590:リレーの場所2

無事、外れましたので、カバーを開けて内部を接点復活剤を染み込ませた紙で軽く掃除。元あったように半田付けして終了です!ここは音質にかなり影響を与える部分で日常使用で接触に問題がないようでも、接点の汚れを落とすことでモヤが晴れたような本来のクリアな音が蘇ったりします。

YAMAHA AX-590:リレー
AX-590の音質ですが、YAMAHAらしい明るくカチっとした音質。20cm 2ウェイクラスのスピーカーを家で普通に鳴らすには必要にして十分。素性はとても良いCPの高いアンプかと思います。

〜 関連記事 & おすすめ記事 〜
稼働率の高し・YAMAHA AX-10&DENON SC-E727
Victor PS-S10Bを買ってみたものの…
日立パディスコ9050 (TRK-9050)
PIONEER MJ-F21、ディスクを認識しない症状を修理
DACも色々
SONY SS-X100、レストア・その2

YAMAHA AX-590のリレー掃除」への3件のフィードバック

275jesuss

YAMAHA AX-590ってどーなんだろう、
とだけ思ってました。ヤフオクでgetしようかな。
couplerのサービス性は嬉しい。
Denonのモデルは殆ど有りませんからね。
AX-1200はデカ過ぎてあっちの方に行ってます。
AX-10は4台ありましたが …って過去形に
なるほど遠ざかってます。
4台ともVorを上げると息つき(音が出ない)であっちの方行き。
コンパクトで使い易いの割には音もまぁまぁでした。

Lo-DのSPを拝見しましたが、良いですね~♬
ツイーターの旋盤使いも。

こんばんは。初めまして。では又。

返信
    sputnik01

    275jesuss様
    書き込み、ありがとうございます。返信が凄くx3遅くなってしまい、大変申し訳ございません。
    AX-590は中古で安値買えるアンプとしては良質な部類かと思います。シンプルな構成ながらプリメインアンプとしては押さえるところは押さえてるモデルという印象です。ただ、この頃のヤマハのアンプはAX-1200も含め見た目が安っぽく、いまひとつヤマハらしさがないのが難点かと(AX-2000のデザインを悪い方向に踏襲してしまったのでしょう)。AX-10は当初、ミニコンポサイズながらプリメイン分離ができるという点のみを目的に入手したのですが、ドライブ能力などなかなか侮れないものがあって、デスクトップ用途で現役使用中です。
    旋盤は15年ほど前に購入したものですが、当初は「買って何を作るか?」という葛藤で購入に踏み切れなかったのですが、いざ買ってみるとオートバイの部品からMTBパーツから模型パーツやオーディオ関係まで色んなものを作るようになり今では手放せない機材の一つです。

    返信
MY

始めまして、AX―590が中古で出ていまして、裏を見たらPHONはMCのカートリッジも選べるようです。これで昇圧トランスがなくてもMCカートリッジで聞けるでしょうか?トランスとプリメインアンプが両方壊れてしまい探しています。

返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA