少し前からデスクトップで使用しているYAMAHA AX-10のスピーカーリレーが不調なため(ボリュームをある程度上げないとリレーが導通しない)、代替アンプとしてONKYOのA-922M LTDを入手しました。
ウチのデスクトップ用プリメインアンプの条件は3つ
・そこそこのクラスのミニコンポアンプ
・スピーカーA/Bの切り替え
・安価で入手できること
なので、選択肢はおのずと90年代の以下のラインナップのハイコンポのアンプとなります。
ONKYO:INTEC(A-922M(LTD), A-911M(LTD))
KENWOOD:K’s(A-1001, KAF-7002, KAF-5002)
DENON:PRESTA(PMA-9.5, PMA-7.5他)
SONY:Compo S(TA-S2)、E-E Liberty(TA-S9900)、E5000/E3000シリーズ(TA-F5000, TA-F3000)
YAMAHA:ToP ART(AX-10)
TECHNICS:Gシリーズ(SU-A70)
PIONEER:COLLECTION(A-C5, A-C3)
VICTOR:fシリーズ(AX-F3, AX-F1)、HMVシリーズ(AX-V1-N)
TEAC:EARNEST(A-H500, A-H300)
SANSUI:α9/α7シリーズ(AU-α9, AU-α7)
スピーカーA/Bの切り替えが出来るものは意外と少なく、YAMAHA AX-10, KENWOOD KAF-7002/KAF-5002, ONKYO A-922M/911M, DENON PMA-9.5/7.5くらいかな?上記の内、SONYのE5000シリーズとE3000シリーズとVICTORのHMVシリーズは元値も高くて中古も高騰してて手が出ません。急ぎめで欲しいということで、狙い目はタマ数も多く安価なONKYO A-922MかDENON PMA-9.5というわけです。SONYのE-E LibertyのTA-S9900は80年代末頃のものですが、なぜか高い…
入手したA-922M LTDは特に動作に問題はないのですが、外観はイマイチ汚くてリモコン無しです。パネルは軽く拭き掃除しただけでキレイになりましたが、入出力端子がコッテコテに汚いです。
金メッキは「金」なので腐食しないはずなのですが、腐食して真っ黄色です。ググると下地のニッケルなんかの溶出でウンタラカンタラ…らしいです。ウチに同時期の製品がいくつかありますが、YAMAHA, TECHNICS, PIONEERの金メッキ端子はピカピカのまま、KENWOODと今回のONKYOは真っ黄色。個体差や環境差なんかもあると思いますが、メッキ厚の違いなどもありそうです。
そもそも金メッキ端子の金は純金(凄く柔らかい)ではないですし。
磨くには、サンドペーパーはメッキ層を落とすので厳禁、ピカールも研磨力が強いのでダメです(ピカールのサイトでも金メッキには使うなと)。対金属に優しい塗装面用の鏡面コンパウンドで磨くことにします。
綿棒を半分にカットします。
それをリューターで回転させて使用します。
リューターは回転数が調整できるもので回転数は低いほどよいです、画像のリューターは4000rpmが実用最低回転数ですが、もっと低回転のものが望ましいです。
使用時は
・強く押し付けない
・対象物を撫でるように動かし1箇所を集中して研磨しない
・綿棒と研磨剤(コンパウンド)はケチらない
の2点です。
コンパウンドをつけるさい、飛び散りますので注意が必要です。磨きすぎると金メッキ層まで削るので磨きすぎに注意です。
磨く前にバックパネルを外して端子をむき出しにした方が磨きやすいです。というかバックパネルに回転する綿棒が触れるとその箇所がピカピカになってしまうので外した方がよいです。
こちらが磨いた結果です。多少の磨き残しはありますが、あまり徹底して磨くと金メッキ層を剥がしてしましますので、概ね腐食が取れたあたりで止めるのがコツです。
こちらが使用後の綿棒です。使っていると先っぽに緩んだ綿がまとわりつきますので、そうなったら交換です。
最後に使用しないピンジャックにはゴムカバーを被せて終了です。
マネする方はくれぐれも研磨しすぎないよう、自信がない場合はやめておいたほうがいいです、自己責任でお願いいたします。
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