YAMAHA NS-1000MMの良音化計画、続きます!
これまでの記事はこちら:
・YAMAHA NS-1000MM、良音化計画始まり
・YAMAHA NS-1000MM、分解整備(前編)
・YAMAHA NS-1000MM、分解整備(後編)
・YAMAHA NS-1000MM、良音化01・考察&吸音材
・YAMAHA NS-1000MM、良音化02・ウーファーを交換してみる(失敗)
・YAMAHA NS-1000MM、良音化03:LS-7Proウーファー換装
今回、Audio Pro Image11のウーファーに交換してみます。
ウーファー外観をくらべるとこんな感じ。
ネジ穴の対角の距離はNS-1000MMと全く同じです(右がImage11のウーファー)。
Image11の方はウーファーの出来としては申し分ないし、音質についても定評のあるスピーカーです。ファストン端子のサイズも同じなので換装はイージーです。
Image11の方はインピーダンスが4Ωです。NS-1000MMの方はユニットにインピーダンスの表記はありませんが、カタログスペックでは6Ωです。このまま装着すると、ウーファーの音圧が高めになりクロスオーバー周波数も下がるはずです(たぶん)。それが吉とでるか凶とでるかはお楽しみ。
ネジ穴の対角の距離が同じですのでピタリ装着できます。
ということはこのフレームを使うDENONのウーファーも装着可能、ということです。
Image11のウーファーのフレームの素性については下記の記事を参照してください。
こちらもLS-7PROのウーファー換装時と同じく問題がありまして、ウーファーグリルの内側の出っ張りがフレームと干渉してウーファーグリルが浮き気味になってしまいます。
この出っ張りは前面のネットがハマる溝の内側になるため削るとネットの嵌りがなくなってしまいます。削ってネットを接着剤で付けるという手もありますがNS-1000MM自体を加工するのは躊躇します。
さて、音質ですが、LS-7PROのウーファーよりもさらに低域が豊かになり、音質も全体的に厚くややまろやかになります。ウーファーの特性もあると思いますがインピーダンスの違いによって生じる部分も大きいと思います。
で、Image11に換装した場合のピンクノイズ計測のf特がこちら
前回、LS-7PROのウーファーに換装した場合のf特がこちら
400Hz以下の特性がImage11の方が上がっているのがわかると思います。
LS-7PROに換装した場合がモニター的な性格そのまま、Image11のウーファーはより音楽を楽しむって感じですかね。どちらのウーファーでも総じて好結果です。というか、元のウーファーがあんまり過ぎるので何に換装しても好結果になりそうな(笑)。
<2020/11/08追加>
Image11のウーファーに換装したNS-1000MMの空気録音動画を作成&アップしました。
LS-7PROと比べて100〜800Hzあたりが盛り上げっているため、ややまろやかな感じです。ただ、決してコモっている感じはありません。やかましい感じが抑えられてこちらの方が聴きやすい音質です。
できればFOSTEXのFW127を試してみたいのですが、これがなかなかのレアもので入手が困難です。
FW127だとウーファーグリル不要でリアルなアルミフレームになりそうですが、フレームが直線計上なため、エンクロージャーのウーファーのハマる凹に対して隙間ができますね。「取ってつけた感」ありありのカッコ悪い外観になりそうで、いまいち本気で落札する気になれないのであります。
次回記事は空気録音聴き比べを予定しており、動画とか色々準備中であります!
「YAMAHA NS-1000MM、良音化05:LS-7Proウーファー完装!」に続く