メニュー

YAMAHA NS-1000MM、良音化03:LS-7Proウーファー換装

2020/10/27 - YAMAHA NS-1000MM

オークション等で当サイトのURLリンク付でKENWOODのウーファーを出品している方がいらっしゃいますが、ワタクシではありません(念のため)。

YAMAHA NS-1000MMの良音化計画です。

これまでの記事はこちら:
YAMAHA NS-1000MM、良音化計画始まり
YAMAHA NS-1000MM、分解整備(前編)
YAMAHA NS-1000MM、分解整備(後編)
YAMAHA NS-1000MM、良音化01・考察&吸音材
YAMAHA NS-1000MM、良音化02・ウーファーを交換してみる(失敗)

今回、ユニットの在庫の中から使えそうなウーファーがありましたので、それを使って見ようかと。KENWOODのLS-7 Proのウーファーです。

NS-1000MM、LS-7 Proのウーファー換装・その1

以前、リニアムツイーターが欲しいだけでゲットしてユニットだけ採取しておいたものです。LS-7 Pro自体はウーファーが強力でややブーミーな音質ですが、中高音が刺さるNS-1000MMには意外とよいかもしれません。LS-7 Proに関する過去記事は以下です:

KENWOOD LS-7PRO、分解とリニアムツイーター

KENWOOD LS-7PRO

そもそもNS-1000MMのウーファーは小型密閉型にあるまじきエッジ&ダンパーの硬さというのが災いしていると思うのです(エッジが硬化しているとかじゃなく、ホントに硬いです。スコーカーユニットみたい・笑)。本来、エアサスペンション効果を狙う小型密閉のウーファーはエッジ&ダンパー共にかなりユルいハイコンプライアンスというタイプが一般的なのですが、NS-1000MMはそういう方向の設計ではないんでしょう。低域はスーパーウーファーで補強しろ、という設計方針だと思います。

LS-7 Proのウーファーはエッジ&ダンパー共にかなりソフトで実にウーファーらしい造りです、NS-1000MMのウーファーと比べると差は歴然。

大きさを比べるとフレームサイズはちょっとだけLS-7 Proの方が大きいです。

NS-1000MM、LS-7 Proのウーファー換装・その2

1000MMのウーファーと比べるとLS-7Proのウーファーの方が造りの良さは数段上です。LS-7Pro自体、シスコンのスピーカーですが、当時、KENWOODが相当に気合いを入れていたシリーズですので造りは良いです。

マグネットはLS-7 Proの方が大き目、インピーダンスの表記はないですがスピーカーのスペックが6Ωでした。

NS-1000MM、LS-7 Proのウーファー換装・その3

ファストン端子の大きさも同じなので都合がよいです。

NS-1000MM、LS-7 Proのウーファー換装・その4

前回のような失敗がないよう、今回は先にエンクロージャーに合わせてみて装着できることは確認済みです!今回はネジ穴の位置も改造不要で無事に装着できました!

NS-1000MM、LS-7 Proのウーファー換装・その5

ただ1つ難点がありまして、赤丸で囲んだ部分と1000MMの化粧ネット(ウーファーのグリル)と干渉するんですよ。

NS-1000MM、LS-7 Proのウーファー換装・その6

最終的にこのウーファーにする場合、グラインダーで干渉部分を削ってしまえばいいので、大きな問題ではないかなと。

肝心の音質ですが…

バッチリです!
これはイイです!

ちゃんと音楽鑑賞できる音が出てきます!スカスカに軽いノーマル1000MMの音とは段違いです。出来の良い鈍器系スピーカーみたいな音です。バランスも良いです。と書いても伝わりにくいのでピンクノイズでFFTWaveでf特を計測してみました。緑は瞬間的な計測値ですので、少し見辛いですが紫のラインに注視です。

NS-1000MM、LS-7 Proのウーファー換装・f特

低域100Hzまではきちんと出ており、そこからなだらかに落ち込む小型SPとしては割と理想的なf特です。
ちなみに元のNS-1000MMのドノーマルはどんなf特かというと、こんな感じ

ノーマルNS-1000MMのf特

200Hzあたりから落ち込みが始まるので痩せた感じの音に聞こえるんですよね。このf特を見ると150Hzあたりをクロスオーバーにスーパーウーファーを使うのには逆に都合がよい特性と言えなくもないです。

<2020/11/07追加>

LS-7PROのウーファーに換装したNS-1000MMの空気録音動画を作成&アップしました。
低音の厚み、レンジの広さが段違い、これでやっと満足いく音質で音楽が聞ける状態になったかと(オリジナルとの違いが分かりにくいので比較動画を作成中です)。まずはどれほどの音か聞いていただけると幸いです。

で、はっきり言ってLS-7Proのウーファー、良いです!
次回、もう一つ試してみたいウーファー(Audio Pro Image11のウーファー)がありますんで、ウーファー換装第2弾ですね、乞うご期待。

「YAMAHA NS-1000MM、良音化04:Image11ウーファー換装」に続く

〜 関連記事 & おすすめ記事 〜
YAMAHA NS-1000MM、良音化01・考察&吸音材
YAMAHA NS-1000MM、良音化07:音質改善チューニング毎の比較視聴動画
YAMAHA NS-1000MM、良音化06:Image11ウーファー完装!
YAMAHA NS-1000MM、良音化計画始まり
YAMAHA NS-1000MM、分解整備(後編)
YAMAHA NS-1000MM、分解整備(前編)

YAMAHA NS-1000MM、良音化03:LS-7Proウーファー換装」への1件のフィードバック

udakoh1966

ヤフオクでLS-7Proのウーファーを手に入れたので、貴殿のページを参考にして1000MMに早速組み込んでみました。
ほぼ無加工で付くのは有り難かったです。
そして肝心の音質ですが。
確実に以前よりは低音が出てきました。
そのせいか、中高音が少しだけボヤけたような印象があるのですが、
コレはバランスが良くなったせいだろうな、と。
手に入れた時、中がスッカスカなのに驚いてギュウギュウに吸音材を詰めていたので、ホントのオリジナルの音はわからないのですが、今回の改造で一段と良くなったと思います。

良き情報提供に感謝いたします。

返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA