メニュー

AIWA SC-61、復活させましょう!・後編

2020/09/22 - AIWA SC-61

以下の記事の後編になります。

・AIWA SC-61、復活させましょう!・前編

まず、古いエッジをキレイに掃除します。

アイワSC-61のウーファーのエッジ交換その1

コーン紙はとても良好、ダンパーも朽ちたエッジが支えてくれたおかげで偏り癖や落ち込みもなくて良好ですね。ラバーの化粧リングもひび割れや硬化もありません。

エッジは前記事に書いた通りドンピシャのサイズが既製品にありませんので(近いサイズはあったのですが、なんだか納得いかなくて)、自作エッジを作成いたしますが、自作エッジの作成は過去に別記事に書いておりますので割愛します。

・スピーカーの自作エッジの作り方・永久保存・詳細版

作成した自作エッジを貼りました。

アイワSC-61のウーファーのエッジ交換その2

というわけでウーファーの修復は完了。
ちなみにウーファーの背面はこんな感じ、フレームに少し腐食がありましたが表層のメッキ部分だけでしたのでそのままにしています。マグネット径は80mmですが厚みがあります。

アイワ・SC-61のウーファーの背面&マグネット

ツイーターは修復の必要はありませんでしたが、ネジが錆びていたため一旦取り外しました。
ツイーターフロントのシルバーのリングは化粧リングです。

アイワ・SC-61のツイーターその1

背面です、マグネットは大きめです。

アイワ・SC-61のツイーターその2

ユニット構成がよく似たSC-51という兄弟モデルがありますが、外観を見る限りウーファー、ツイーター共に微妙に異なるユニットのようです。

エンクロージャーは素朴というかガサツというか、いかにも当時の普及品といった造りです。ユニットを留めるネジはウーファー、ツイーター共に3mm(細っ!)、吸音材がフエルト内壁全面貼り。

アイワ・SC-61のエンクロージャー

このクラスとしては珍しくアッテネーターがついています。

ネットワークはコンデンサ/コイルから逆算すると5000Hz付近でしょうか、1Ωの抵抗がツイーター側に入っています。。

アイワ・SC-61のネットワーク

ユニットと内部を探求した後、最後に組み立てて完成です!

アイワ・SC-61のレストア完了

自作エッジも見た目の質感がウレタンエッジ風でなかなかいい感じです。ネジはステンレスのキャップボルトに変更してピカピカ。ボンドの完全乾燥後、しばらく慣らしをして視聴ですね!

次回はこのスピーカーにまつわる四方山ネタとYouTube動画での試聴です。
続きは以下の記事です:

AIWA SC-61、動画試聴と四方山ネタ

〜 関連記事 & おすすめ記事 〜
AIWA SC-61、動画試聴と四方山ネタ
AIWA SC-61、復活させましょう!・前編
SONY SA-20FB、パワーアンプ内蔵スピーカーの内部
Victor S-C2、動画インプレです。
ぼちぼち少しづつ再開します
YAMAHA NS-1000MM、良音化03:LS-7Proウーファー換装

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA