本業が激忙のため、ブログやYouTubeチャンネルを更新する時間が取れず苦慮中です。
これまでの経緯は以下です
・Aurex SS-S12W、レストアその1〜これは難物
・Aurex SS-S12W、レストアその2〜自作エッジで修理
今回はお掃除です。
強烈なヤニ汚れの上、バッフルプレートはマイペットの類で擦るとロゴが消えてしまう恐れがあるため、丁寧に掃除する必要があり難儀しました。
ヤニ汚れがなかなか取れず。
マイペットをかけて放置→ロゴのない部分は歯ブラシで擦る→ロゴの部分はティッシュなどで軽く抑えてマイペットを吸い取りを何度も何度も何度も何度も何度も繰り返しました。なかなかヤニ汚れが取れないのは表面が梨地仕上げになっているのが理由でもあります。
SS-S1Wでの経験から、ロゴの部分は注意深く…
バッフルプレートのヤニ落としだけで半日くらいはかかったかも。画像ではシャンパンゴールドに見えますがヤニです。これをヤニが落ちて本来のホワイトシルバーになるまで根気よく行いました。
次にエンクロージャー本体。
エンクロージャー本体は単なる艶消しブラック塗装なのでマイペットでガシガシいきます。ヤニ汁が凄いです。
ヤニ汁が確認されなくなるまで、これもかなり時間かかったです。
エンクロージャーはアルミダイキャスト製ですが、経年でところどころにアルミ錆が生じて塗装を浮かせています。白い点の箇所が錆です。
幸い単純な艶消しブラックですので、錆の凸を#1500程度のペーパーで均してエアブラシで塗装します。
缶スプレーでは難しい艶消し具合の調整もエアブラシだと割と容易に行え、塗装後もムラにならずにキレイです。
前面ネットは洗剤をつけて水洗いです。
これは楽勝でした!
画像では数度洗った後なので白い泡ですが、最初は恐ろしいほどのヤニ色の泡でした…
前面グリルネットのフレームにはバッフルとの接触箇所にウレタンが貼られているのですが、これが劣化で硬化しています。ここに柔軟な反力がないと前面ネットとバッフルが振動でビビリが出る恐れがあります。
劣化しているため強く擦るとボロボロを粉末状に崩壊します。
ヤバいので剥がして交換します。
同じウレタン素材を細切りにしようかと思ったのですが、それだと再び劣化しますので、手芸屋さんで買ったフエルトを細切りにしてそれを重ねて作ることにしました。
貼り付けはゴム系ボンドで、こんな感じで見た目は元と変わりません。
サラっした内容ですがヤニ掃除はホントに大変でした。洗剤の浸け置き時間が必要でしたので、ほぼ丸1日かかりました。時間的には自作エッジの制作〜張り替え以上かかってます。
次回はSS-S12Wのレストア最終回、組み立てですね、乞うご期待!
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