年末の機材整理で発掘されたパイオニアのセルフィーのMDデッキ・MJ-F21です。
この年末断捨離で捨てようかと思ったのですが、光の入出力がついているので、キープしておくことにしましたが、MDメディアを認識しないんですね。
調べると1996年頃のもの、MD全盛期ですね。パイオニアのロゴも旧ロゴで良い感じ。なぜこのロゴを変えてしまったのかと。何かのミニコンポアンプをヤフオクでゲットしたときに付いてたものです。
90年代後半、ミニコンポもハイコンポが売れる時代が終焉し、いよいよ主流が小型&安価でラジカセと紙一重のタイプに変わっていきますが、その初っ端のモノですね。まだRCA端子や光I/Oがあったりしてメーカーにもまだやる気が残っている時代のものです。
MDですが、1992頃に最初の製品が出て、CD-Rが低価格化&一般化する00年代の初め頃までが勢いがあったようで、その後、急速に衰退。ユーザーにしてみれば、CD, MD, DAT, カセットテープと目まぐるしく登場しては混乱だけが残った感じです(映像記録メディアも入れると、もっと色々とありました)。
ワタクシ自身、MDは嫌いではないです、音質もそこそこでメディアも小さくて録再も便利だし。なんとか復活&復権して欲しいもんです。
さて、このMJ-F21ですが、MDメディアを入れると「TOC READ」のまんまヘッドが動いてると思しきメカ音がするのみ。困ったことにディスクの取り出しが困難です(そのまま電源OFF→再度電源ONと同時にイジェクトで取り出せました)。MDデッキのメカニズムには詳しくないですが、とりあえずピックアップの掃除してみます。
分解します。
MDのドライブはこのように「箱」になってます。
ドライブをシャーシに固定するネジ3本とフラットケーブルと電源の二つのコネクタを外すだけでMDドライブが外せます。
この時代のものになると分解も楽ですな。
MDドライブを観察すると底面側が「蓋」になっているようで、ひっくり返して蓋と足を留めている小さなネジを外すと足、蓋、箱本体に分離し、箱本体からドライブを取り出せます。
ピックアップです
レンズ部の見た目はCDプレーヤーのピックアップと変わりませんが、MDメディアが小さい分、メカ部も小さくゴチャっとしてます。上部の釣竿みたいなのは何でしょうね、MDメディアのスライドの開閉センサーでしょうか?
綿棒でレンズ部をやさしくやさしく拭き拭きしてキレイにしました(けっこうな黒ずみでした)。
仮組みして動作を確認したところ、メディアを認識しましたので組み立てました。
ブランクディスクを入れてディスク名の設定できるとこまで確認。
接続して音出し確認したいけど、この後、ヤマハAX-1200のスピーカーリレー交換作業をしなくちゃいけないので、ここまで!
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