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DACも色々

2024/01/19 - その他

DACネタです。
うちではMac ProやMacBook Proの光出力をインラインDACを介してプリメインアンプに繋いでます。これらはハイレゾ音源などは入っておらず、オーディオCDからインポートしたAIFFデータが主です。なので44.1kHz/16bitのデータが再生できれば十分!

ちなみにワタクシはハイレゾには興味はないです、そもそもオッサンの耳なので10kHz超が正常に聞こえているかすら怪しいですし。少し前にDIATONEのDS-201をOHしててスーパーツイーターから10kHz超えの12kHzとか15kHzがちゃんと出ているか自分の耳じゃ分からなかったので代わりに息子に聞いてもらってチェックしたという。
まぁ、偉そうにこんなオーディオブログ書きつつもオッサンの耳の性能なんてそんな程度です(笑)。

で、話は戻ってDACです。
何十万円もするような高級DACなんて買えませんのでもっぱら安価なDACを使ってます。今回そんなDACからいくつかインプレをしてみたいと思います。

まず、ノーブランド中華製の最安値付近のやつ(実売数百円とか、今は1000円くらい?)

AmazonやAliExpressなんかでよく見かけるやつでデジタル入力はSPDIF(光)と同軸に対応しています。少し前までこのタイプは96kHzまで対応だったのがモノよっては外観はそのままで192kHz対応になっていますので、地道に中身がアップデートされているのでしょう。分解すると使用チップは真っ黒けで何か分かりませんが、他のブログを徘徊するとどうやらDACチップはCirrusのCS4344のコピー品でレシーバーチップは同じくCirrusのCS8416のコピーではないか、ということです。
で、音質の方はこれがまた中々捨てたもんではなく、歯擦音や鈴の音のような極高域がぼんやり聞き取りにくい感じはしますが(あくまで「感じ」です、オッサンの耳はいい加減なので)、オーディオマニア的な音質を求めないのであれば通常使用は十分ですね。

 

つぎに5〜6年前にAliExpressで流通してた少し高めのDAC(実売日本円で3000円くらい)

はっきり言ってこれは当たりでした!
自然な音質や使いやすさなど申し分ないDACで重厚なアルミケースでなかなかのクオリティです。フラットでカチっとした解像度の高い音質でオーディオマニアも納得の音質かと思います。中身ですが、これも前述のDACと同じくCirrusのCS4344とCirrusのCS8416の構成ですが、こちらは本物のCirrusのチップが使用されています。オシレーターも京セラの日本製のものだったりと、かなりきちんとしたパーツチョイスとなっています(さすが3000円!)。CirrusのCS4344は安価ながら音質もよくオペアンプレスでDACを組めることでシンプルな構成がそのまま長所となっているチップでもあります。本機は192kHzまで対応。

電源の導入部や出力部にもそれなりに気を使われており真面目にオーディオ用途として作られたもののようです。

で、この5〜6年はこのDACで満足していたのですが、ふとAmazonを徘徊していると気になるDACを見つけまして、それが次のこれ↓↓↓

FX-AUDIO FX-05J(実売4000円)

入力はSPDIF(光)のみと割り切った構成で使用チップはESS TechnologyのDACチップES9018K2Mです。高級DACチップES9018Sの機能絞り込み版というかダウンサイジング版というかが採用され、オペアンプにSTマイクロエレクトロニクスのTL062が使われています。音質の方は一聴して、中低域がふくよかで厚みの感じられる音質です。おそらくDACチップの音質というよりもオペアンプを含めたアナログ回路部分が音質の決め手に対して支配的なんだと思います(多分)。1つ難点があるとすれば音楽信号が一定時間なかった場合、スリープ状態(ブルーのLEDが点滅状態になる)になることですね。音楽信号が再開したときに最初の音が一瞬切れます。

 

最後にインラインDACではないんですが、割と安価な据え置き型

S.M.S.L Sunskrit 10th MK III(実売20000円弱)

ワタクシが使ってる最高値のDACです!DACチップは定評ある旭化成のAK4493Sです。ハードの謳い文句では『旭化成の高性能DAC「AK4493S」を搭載、様々な高品質ICを加え、心をこめて調整し、「AK4493S」の性能を限界まで引き上げ』だそうです。対応サンプリングレートは768kHzという高レートも本機の特徴のひとつになっています(が、ワタクシはそんな高レートの音楽ソースをもっていません・汗)。音質のちぇっくですが、アンプ(YAMAHA AX-1200)とCDプレーヤー(DENON DCD-1650AL)のアナログ接続はそのままアンプのCD入力へ接続、CDプレーヤーの同軸デジタル出力を本DACに接続し本DACのアナログ出力をアンプのAUX入力へ接続。こうすることでCD再生中にアンプの入力をCD←→AUXで切り替えるとCDプレーヤー内蔵DACと本DACの聴き比べが瞬時にできるわけです。そうやって聴き比べてみましたが、はっきり言って僅かな音量レベルを除けば違いが殆ど分かりませんでした(駄耳なのか、汗)。いろんな曲で何度も切り替えてみましたが、はっきり体感するほどの違いはないのです。どちらもクセのない自然な音でとても良い音ですね、30年近く前の技術とはいえDENONのALPHAプロセッサーが優秀なことを再確認した形になってしまった感。

冷静に考えるとDACを変えて音が「ガラっと」変わるほど変わるってことは何らかの問題を孕むわけで、変わらないってことはある意味良いことなんじゃないかと。

 

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