前回に引き続き、KENY・SOUND SHACKカタログネタです。
前回の記事は以下です:
・KENY・Sound Shack、思い出のカタログ・その1
今回はスピーカーキット&スピーカーユニットのページに突入です。
カタログの内容は凄く濃いです、スピーカーは1記事では収めるにはちょっとボリュームがあるので今回(主にキット)と次回(主に単体ユニット)の2記事に分けてお送りします。
13ページ目:
スピーカーページの出だしはスピーカーキットからです。カタログ、ちょっと分かりにくいですが、「SK〜」と始まるものと「EK〜」で始まるもの2種があり、前者はユニットや配線類やネジなど、後者はエンクロージャーのみという構成でSKとEKを合わせてスピーカーが出来上がる、という構成です。なぜにこのような構成かというと、多彩なユニットをラインナップしていましたので「エンクロージャーだけ買いたい」というニーズのためかと思います。
このエンクロージャーキットの完成品は店頭で見たことがありますが、かなり上質なもので板の合わせが45度カットだと途端に自作感が薄まります。かなりリーズナブルなお値段ですが、KENYのエンクロージャーキットとしては割と高額な部類だったりします(笑)。
14ページ目:
ガラっと変わってエンクロージャーキットの値段が前ページの半値以下になります。ここでワタクシが買った始めてのKENY製品が出てきます、それがこのページにある「16B-1」というエンクージャーキットです。お値段は1380円です。奥行きが浅く板も薄くて安っぽくガッカリした思い出。この14ページにあるのは入門用・初心者向けみたいなものなのでしょうがないっすね。
真ん中のSK-121Fの謳い文句に「ラジカセの音じゃ相手不足サ」と書かれております。当時、ラジカセを核にシステムアップするのがオーディオ少年の夢でありましたが、その際に使われるスピーカーはソニーならSS-91とかアイワならSC-61やSC-51など、(当時としては)割と豪華なものでしたので、逆にSK-121Fが不足すぎだったりします。
15ページ目:
ここから、KENYの標準的なスピーカーキットのページです(それにしても安い!)。エンクロージャーキットの素材はパーチクルボードなのですが、木ネジではなくKENY独自のコーナー金具で組み立てる構造になっていて木工に慣れない人でも容易にパーチクルボードエンクロージャーを組める優れものでした。このエンクロージャーキット、今でもあるといいのになぁ。
16ページ目:
25cmスピーカーキットのページです。このページにある「SK-252D」がすっごく欲しくてですね。割と真剣に貯金してたのを覚えてます。その後、SONYのSS-R5が我が家に導入されて欲しい熱は冷めたのですが。このキットに付属のツイーターは結局、単品で買っちゃうんですけどね。
さすがに25cmクラスになると、大きなキットで当時は「自分の周りの誰かが買ってる」のを見聞きしたことはないですね。今どきだと20cmクラスの箱でも大きい扱いされる風潮なので、今だとまず売れないでしょうね。
17ページ目:
このページは30cmクラス以上の大型スピーカーキットです。さすがにこれは店頭でも見たことはありません。38cmクラスのスピーカーが1本2万3千円弱で実現するという、当時としては夢のようなキットです。今は第3国製造が多くなってPA用などを含めれば38cmクラスのウーファーは意外と安価で入手できますが、当時の少年のお小遣いで38cmなんて夢のまた夢でした。
KENYのカタログの片隅(このページでは最下部)に豆辞典がありますが、実はこのちょっとした豆辞典で色々と学んだりしてました。
18ページ目:
スピーカーをいかにして作るか、スピーカーの構造はどうなっているかを初心者でも1枚の絵で全てが把握できるという素晴らしいイラストです。フルレンジ〜3ウェイの説明もなかなか良い感じです。当時の少年たちはこういうので大いに学ばせていただきました。単なるカタログじゃなく、教科書代わりでもあったんですね〜
というわけで今回はここまで。
続きは以下のスピーカーユニットメインのページです:
・KENY・Sound Shack、思い出のカタログ・その3
〜 関連記事 & おすすめ記事 〜
|
||
DACも色々
|
KENY・Sound Shack、思い出のカタログ・その1
|
KENY・Sound Shack、思い出のカタログ・その4
|
TASCAM iM2、MacにUSB接続
|
KENY・Sound Shack、思い出のカタログ・その3
|
空気録音な動画を作って公開するプロジェクト
|