先日、オクで落札したオーディオセットのレシーバー、KENWOOD RD-VH7PCです。
出品物は動作未確認でセット内のスピーカーを目当てに落札したのですが、CDを挿入したところ、正常に再生されましたので、せっかくなので軽くメンテナンスしようかと。
再生音は右chが妙に小さくコモってる感じですので、リレーがダメっぽいです。
本機をWeb検索すると結構な数のブログ記事がヒットしますので、愛用者は割と多く、CD再生不良よりもリレー交換の記事が多くありますので、どうやらリレーがウイークポイントのようです。
分解&組立の方法は検索すると容易に見つかりますので本記事では省略。取り外すものが多くて少々面倒ですが、難易度は低いと思います。
筐体は足を外す→両サイドパネルを外す→天板を外す、という順で行いますが、天板を外した時点でCDのピックアップレンズが見えます。
綿棒が入る余裕はありますので、ここでCDのピックアップレンズの掃除。
無水アルコールを使用するのが一般的ですが、当方は綿棒にガラスクリーナーを染み込ませて行っています。
入出力ボードやCDドライブなどを外すと底にあるメインボードに辿り着くのですが、最初、コンデンサーが外れて転がってると思ってビビったっす。
なかなかアクロバティックなコンデンサーの装着です。
メインボードを固定するネジと白いツメを外し、メインボードが動かせる状態になったら、フロントパネルと共にひっくり返します。
スピーカー端子の手前にある六本足の四角い青いのがスピーカーリレー。メインボード裏からだと赤丸で囲んだ6つのポイントがスピーカーリレーの足なので、ここのハンダを取り除いてリレーを取り外します。
ブルーの方が取り外したリレーです。
海渡電子製、OEG OSA-SH-212DM3 12VDC
このリレーはオムロンのG2Rのように分解清掃ができませんので交換するしかないのですが、既に絶版のため互換品のパナソニックのALA2F12に交換。
逆の手順で組み立てて完成です。
Lo-DのHS-11Dを使って視聴です。
このスピーカー、とても素直な特性で最もアンプの質が出やすいスピーカーなもんで。
ロック、ジャズ、クラシック(独奏系、オケ)と色々と聞いてみましたが、十分に良い音ですよ。カチっとした音質ではなく、まろやか系ですね。高い解像度や押し出すような低音ではないので、いわゆるオーディオマニア的な聞き方とか、ドンシャリ好きな人には物足りなく感じるかもしれません。これに標準で組み合わせるスピーカー(LS-VH7)が低域再生能力に振ったズンドコ系のスピーカーなので、ちょうどいい感じになるのかも。聴き疲れするような音ではないので、デスクトップ用途とか、テレビ用アンプとか、ちょっとしたお部屋のBGM用にはいいんじゃないでしょうか?
ま、しかしですよ、好みの問題かと思いますが、このデザインだけはどうしても好きになれません。
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