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KENWOOD RD-VH7PC、CDピックアップのクリーニングとリレー交換

2019/12/02 - KENWOOD RD-VH7PC

先日、オクで落札したオーディオセットのレシーバー、KENWOOD RD-VH7PCです。

RD-VH7PC、分解します

出品物は動作未確認でセット内のスピーカーを目当てに落札したのですが、CDを挿入したところ、正常に再生されましたので、せっかくなので軽くメンテナンスしようかと。

再生音は右chが妙に小さくコモってる感じですので、リレーがダメっぽいです。
本機をWeb検索すると結構な数のブログ記事がヒットしますので、愛用者は割と多く、CD再生不良よりもリレー交換の記事が多くありますので、どうやらリレーがウイークポイントのようです。

分解&組立の方法は検索すると容易に見つかりますので本記事では省略。取り外すものが多くて少々面倒ですが、難易度は低いと思います。

筐体は足を外す→両サイドパネルを外す→天板を外す、という順で行いますが、天板を外した時点でCDのピックアップレンズが見えます。

RD-VH7PC、CDドライブのピックアップレンズ

綿棒が入る余裕はありますので、ここでCDのピックアップレンズの掃除。
無水アルコールを使用するのが一般的ですが、当方は綿棒にガラスクリーナーを染み込ませて行っています。

入出力ボードやCDドライブなどを外すと底にあるメインボードに辿り着くのですが、最初、コンデンサーが外れて転がってると思ってビビったっす。

RD-VH7PC、メインボードのコンデンサー

なかなかアクロバティックなコンデンサーの装着です。

メインボードを固定するネジと白いツメを外し、メインボードが動かせる状態になったら、フロントパネルと共にひっくり返します。

RD-VH7PC、リレー交換のためにメインボードをひっくり返す

スピーカー端子の手前にある六本足の四角い青いのがスピーカーリレー。メインボード裏からだと赤丸で囲んだ6つのポイントがスピーカーリレーの足なので、ここのハンダを取り除いてリレーを取り外します。

RD-VH7PC、スピーカーリレーの取り外し

ブルーの方が取り外したリレーです。
海渡電子製、OEG OSA-SH-212DM3 12VDC

RD-VH7PC、OSA-SH-212DM3 12VDCの互換品パナソニックALA2F12

このリレーはオムロンのG2Rのように分解清掃ができませんので交換するしかないのですが、既に絶版のため互換品のパナソニックのALA2F12に交換。

逆の手順で組み立てて完成です。

RD-VH7PC、メンテ完了

Lo-DのHS-11Dを使って視聴です。

アンプの視聴に最適かも、Lo-D HS-11D

このスピーカー、とても素直な特性で最もアンプの質が出やすいスピーカーなもんで。

ロック、ジャズ、クラシック(独奏系、オケ)と色々と聞いてみましたが、十分に良い音ですよ。カチっとした音質ではなく、まろやか系ですね。高い解像度や押し出すような低音ではないので、いわゆるオーディオマニア的な聞き方とか、ドンシャリ好きな人には物足りなく感じるかもしれません。これに標準で組み合わせるスピーカー(LS-VH7)が低域再生能力に振ったズンドコ系のスピーカーなので、ちょうどいい感じになるのかも。聴き疲れするような音ではないので、デスクトップ用途とか、テレビ用アンプとか、ちょっとしたお部屋のBGM用にはいいんじゃないでしょうか?

ま、しかしですよ、好みの問題かと思いますが、このデザインだけはどうしても好きになれません。

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