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OTTO SX-C950、復活への道

2018/05/08 - OTTO SX-C950

OTTO SX-C950をゲットしました。

オットー SX-C950の正面画像

OTTO、オットー、三洋電機のオーディオブランドです。三洋は家電イメージがあまりにも強いため、オーディオ製品についてのイメージは、同じ家電も手掛けていたテクニクスやオーレックスなどと較べると、いまひとつパっとしませんが、意外とエポックメイキング的な製品を出してたりました。また自社でスピーカーユニットの製造ラインを持つメーカーの一つでもありました(海外製品を分解すると「SANYO」のロゴのユニットが使われてたりとか)。こちらのPARC AUDIOの社長様のブログ記事にもございます通り、国内メーカー全てがスピーカーユニットの製造を行っていたわけではないのがお分かりになるかと。

ちなみに、ウチの実家では、オイラが幼少の頃、三洋のテレビ、洗濯機がやたらと長持ちしたせいで「丈夫で質実剛健」というイメージがありまして、OTTO製品にも決して悪いイメージはなかったのであります。今現在、我が家でも15年越えの三洋の冷蔵庫と洗濯機も稼働中だったりします、う〜ん、やっぱり丈夫だ。

本題に戻りますが、SX-C950ですが、超レア、超不人気、超ジャンクなせいか、入札額を競うことも無く格安開始価格で終了、ついでに出品者はクルマで20分ほどの距離で引き取りOKでしたので、送料もガソリン代数百円程度で済みました。

さて、入手したSX-C950の状態は見ての通り良くないです。
ヤニなのか元からなのかよく分からないコーン紙の黄ばみ、センターキャップの潰れ、ツイーター崩壊、ジャンクというよりは、ほとんどゴミの域です(笑)。

スペックを調べようにも、ネット上にも殆ど情報がありません…

ツイーター、エッジ張替えとか無理、復活は不可能ですな

オットー SX-C950のツイーター拡大画像その1

オットー SX-C950のツイーター拡大画像その2

代替のツイーターを探さねば…

余談ですが、サランネットの生地が、オーディオ全盛時代のスピーカーでよく見られたザックリと厚手ながら音を通す荒さも持っているという、とてもコストのかかった良い感じのものです。最近のスピーカーにありがちなストッキングのような安っちい生地とは雲泥の差です。

オットー SX-C950のサランネット拡大画像

ウーファーです。

オットー SX-C950のウーファーの画像

潰れたセンターキャップはシンナーで接着を溶かすことで上手く取り外すことができました。マグネットは小さめでコーン紙は軽量な感じ、エッジもダンパーも十分な弾力と柔らかさが残っており問題はなさそうです。

ウーファーを留める爪はダミーではなく、JBLのMA15のように本当に「爪」になっているのがポイント高いです。

センターキャップは、このクラスではあまり見かけない布製。タンノイの同軸2ウェイなんかに使われているアレのような感じです。潰れ癖がついていましたので、縁が解れないように水洗いして洗濯糊(というかヤマト糊を水に溶いたもの)につけて球体にかぶせて干しました。

オットー SX-C950のクロスセンターキャップの画像

さて、ツイーターを探さねばいけません。
クロスオーバーはネットワークから分かるとして、能率が分からないのでチョイスが難しいっす。

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