KENY・SOUND SHACKカタログネタの最終回、ケーブルとかカセットテープとかアクセサリ類のセクションです。
前回の記事は以下です:
・KENY・Sound Shack、思い出のカタログ・その1
・KENY・Sound Shack、思い出のカタログ・その2
・KENY・Sound Shack、思い出のカタログ・その3
25ページ目:
ケーブルや変換プラグは現在のオーム電機さんでも取り扱っていますので、古くからつづくジャンルなのでしょうね。この頃はアナログ接続のみで民生機ではバランス接続も普及前ですので、ケーブル類もシンプル。ピンプラグ、ミニプラグ、標準プラグ、ステレオ標準プラグのみです。ウォークマン登場前夜ですのでステエオミニプラグもまだです。テープデッキの録再の接続が1本で済むDINプラグがありました。
26ページ目〜28ページ目:
ケーブルや変換プラグのページです。当時はオーディオ全盛期ですので、ソニーやビクターなどオーディオメーカー自身fがそれこそ様々なケーブルや変換プラグを発売しておりましたが、ステレオピンケーブルで1000円前後はしていたのでオーディオキッズには高くて気楽に買えるお値段ではなかったです。KENYのケーブルは500円もあれば買えるというお財布には優しいお値段でした。これらのケーブルの中でもっとも不思議だったのが「テレホンピック」というケーブルです。KENYだけではなく、SONYや他のメーカーも同類のものを発売していましたが、電話機本体の受話器を置く部分の下の部分に貼り付けると電話の録音ができる、というものです。そんなところから音が出てた記憶はないんですが、聴診器的な仕組みなんですかね?いまだ謎です。
29ページ目:
ヘッドホンやマイクのページです。ワタクシ、確か当時TRIOの普及モデルのヘッドホンを6500円くらいで買った覚えがありますんで、KENYヘッドホンのお値段は大手メーカーのだいたい半値くらいですね。この中でSH-115がなんとなくカッコよくて、今ちょっと欲しいかも。マイクは今でこそ動画作成などで活躍するアイテムですが、当時はカラオケが出始めだったり、生録文化が生きていたりでシスコンや普及モデルのアンプには必ずマイク入力端子があった時代です。ラジカセのカタログでもフォークギター抱えてラジカセに繋いだマイクに向かって歌う姿がポピュラーな時代であります。イヤホンはテレビやラジオを買うと必ず付属品として付いてた時代ですね。
そしてページの右下にひっそりとレコードクリーナー、トーンアーム型のオートクリーナーもナガオカやテクニカなど色んなメーカーから出てましたねぇ(懐かしい)
30ページ目:
カセットテープとテープアクセサリのページです。自作スピーカー関係では大変お世話になったKENYですが、あいにくKENY製のカセットテープは行きつけの電気屋さんには置いてなかったんですね(大手チェーンだったのでオリジナルブランドの格安テープがあったせいだと思われます)。このSOUND ONってテープ、ちょっと欲しいな。UFOはこの当時ピンクレディーのUFOはヒットするわ、木曜スペシャルなんかでUFO特集があったり(時代的に矢追さんのはもう少し後かな、ちなみに矢追さんは大変なオーディオマニアでもいらっしゃいます)。当時、ワタクシはカセットテープには割と贅沢してて、TDKのSA, SA-XとSONYのJHFをメインに使うという何ともなゴージャスっぷりでした。たしか1本700〜900円くらいしたんじゃないかな、カセットテープには並々ならぬコダワリがあったとはいえ、よく買ってたなと。パックケースは買った覚えがありますね、黒いやつ。実家を探せばあるかも。
31ページ目:
カーオーディオのページです。年齢的に全く縁のなかったページで、今こうして初めてしげしげと眺めている状態だったりします。アンプやデッキはブックコンポで培った技術が投入されているんでしょうね。DC32V電源のアンプを使うためのDC/DCコンバーターが実にKENYらしいアイテムです(完成品アンプでDC32V電源のアンプがあったのです)。他にカーオーディオを家で楽しむための12V電源アダプタがあったりとか、見ると5500円もしますね。
そしてカーオーディオといえばコアキシャルユニット、12TMW-100って実物を見てみたいですね。
裏表紙:
KENYカタログの裏表紙、最終ページです。ここまでお付き合い、ありがとうございました。当時の大型家電店では1フロア全てオーディオ関係、フロア1/3に単品コンポ、フロア1/3に大型シスコン、残りのエリアが自作パーツやレコードだったりとかです。で、自作コーナーの一角にKENYコーナーがあって、ホントにこんな感じでKENY製品が並んでたんですよ。なんだかこの写真だけで当時の売り場にタイプスリップできそうです。
というわけで閑話休題的に全4回でお送りしたKENYカタログでありました!
これらを見て当時に思いを馳せる方がいらっしゃれば幸いです。
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「KENY・Sound Shack、思い出のカタログ・その4」への2件のフィードバック
中学一年生の時、父のお下がりの初めてのオーディオが
KENYの12cmフルレンジと東芝のレシーバーと東芝のベルトドライブレコードプレーヤーでした。我が家にも2冊ほどKENYのカタログがありスピーカーの勉強をさせてもらいました。40年ぶりに懐かしいカタログを見つけて涙が出るほど懐かしかったです。
楽しんでいただけようで何よりです。当時、FOSTEXやCORAL(パイオニアやテクニクスも)などのユニットは高級品で自作派にはKENYは強い味方でした。カタログもオーディオ入門的な内容で楽しい内容でした。ワタクシも自作はKENYが入り口で電気屋さんのKENYコーナーに入り浸ってました。