年末にピックアップ掃除などを行ったDENON DCD-1650ALですが…
音飛び症状は改善されておりませんでした。
「掃除で治ったらいいなぁ」程度で過大な期待はしておりませんので、開き直って再びラックから取り出して四苦八苦しました。
まず、レーザーの出力をイジってみました。
イジる前に元の半固定抵抗の位置をマーキングします。
読み込みのテストに使うCDは手持ちのCDの中で最も難読なものを使います。
このCDのディスク1の17曲目、健康なピックアップでないとシークに失敗します(たまにこういうCDがあるんだよね)。レーザー出力変更前の現状は17曲目が全く探せません、ずっと開始位置を探している状態になります。
レーザーの出力を大きくしていくと、かろうじて17曲目の位置を見つけることはできるのですが、曲が始まると延々とタイムカウンターは0:00〜0:01を行ったり来たりで曲が始まりません…
というわけでピックアップがダメっぽいです。
買い置きしていたピックアップに交換です。
幸いなことにDENON DCD-1650AL(同系統のDCD-S10IIや1650ARとか1650AZなど同じピックアップを使う)のピックアップメカ付近はメンテ性がよくピックアップ交換もしやすいです。
まずはCDトレイを出した状態で電源をオフにして、ブリッジなどを外してピックアップが見える状態にします。
この状態で赤い矢印のネジを外し、シャフト(ピックアップが動くレールです)を持ち上げます。
そのままシャフトだけ抜き取った後、ピックアップを画像手前に引くとピックアップが外れます。ピックアップに接続しているコネクタ2本を抜けばピックアップを取り出せます。
これが元のピックアップ、レンズなどはキレイですが25年選手です。
よく持った方かな。
ピックアップはシャープ製でH8147AFというもので、1650ALからS10IIやS10IIIや後継機の1650ARや1650AZなど、数年後まで使用されています。
こちらが新しいピックアップですが、シャープ製ではありません。パチものなのか、模倣品なのか分かりませんが、音飛びの現状を考えると背に腹は変えられません。
このピックアップはH8147AFと互換ということで、通販などでよく見かけるものです(ワタクシはaliexpressで購入)。Amazonのレビューなどを見ると、このピックアップに交換した結果、
・バッチリ治った!
・全然ダメだった、むしろ悪化したかも
の2種類のレビューがありますが、他の方のブログでDENONのこの系統のCDプレーヤーは経年でサーボ回路にも問題を抱える個体が多いようで、交換しても「全然ダメ」なのはサーボ回路に問題を抱えた個体かも、と推察されておりました。
本題に戻って当方の1650ALに装着!
この後、仮り組みして先のCDの17曲目をセレクトしたところ、すんなり普通に再生が始まりました!
ということで修理完了です、直ったです!
いやメデタシメデタシ
これで音飛びの恐怖におののくことなく(大音量で再生中の音飛びはホント、精神的ダメージが大きいです)、音楽鑑賞を楽しめます!
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