YAMAHA NS-1000MMの良音化計画のその7。
これまでの記事はこちら:
・YAMAHA NS-1000MM、良音化計画始まり
・YAMAHA NS-1000MM、分解整備(前編)
・YAMAHA NS-1000MM、分解整備(後編)
・YAMAHA NS-1000MM、良音化01・考察&吸音材
・YAMAHA NS-1000MM、良音化02・ウーファーを交換してみる(失敗)
・YAMAHA NS-1000MM、良音化03:LS-7Proウーファー換装
・YAMAHA NS-1000MM、良音化04:Image11ウーファー換装
・YAMAHA NS-1000MM、良音化05:LS-7Proウーファー完装!
・YAMAHA NS-1000MM、良音化06:Image11ウーファー完装!
今回の記事は
オリジナル無改造
↓
吸音材のみ追加
↓
ウーファーをKENWOOD LS-7PROに換装改造
↓
ウーファーをAudio Pro Image11に換装改造
という段階毎に収録した動画を比較視聴しやすいように1本の動画にしてみました。
再生順序は上記の順なのですが、動画の最初でオリジナル無改造で始まった時点で「あれ?なかなかいい音じゃないか」と思うのですが、ウーファー換装時の再生が始まると豹変っぷりに自分でもちょっと驚きです。
動画の説明にも少し書きましたが、吸音材を追加するだけでは微差でしかないです。かなり気にしてよく聞かないと違いが分からないです。これは録音データだけでなく、実際に聞いてもそうです。
当方が長々と書くよりも百聞は一聴にしかずであります。
視聴曲の構成と順は以下のようになっています。
Youtubeのサイトで直接見た方が各セクションの時間にピンポイントで飛ばせて比較視聴はしやすいと思います
YAMAHA NS-1000MM、ウーファー変更・吸音材追加など、
音質改善チューニング毎の比較視聴の空気録音・Sound Test
オーケストラ曲で比較 (Ride of the Valkyries – Wagner):
1. 00:06 〜 オリジナル無改造
2. 00:25 〜 吸音材のみ追加
3. 00:44 〜 ウーファーをKENWOOD LS-7PROに換装改造
4. 01:04 〜 ウーファーをAudio Pro Image11に換装改造
ピアノ曲で比較 (Gymnopedie no1 – Satie):
1. 01:22 〜 オリジナル無改造
2. 01:44 〜 吸音材のみ追加
3. 02:05 〜 ウーファーをKENWOOD LS-7PROに換装改造
4. 02:26 〜 ウーファーをAudio Pro Image11に換装改造
ファンクで比較 (Blue Funk – Michael Ramir C.):
1. 02:47 〜 オリジナル無改造
2. 03:08 〜 吸音材のみ追加
3. 03:29 〜 ウーファーをKENWOOD LS-7PROに換装改造
4. 03:49 〜 ウーファーをAudio Pro Image11に換装改造
管弦楽曲で比較 (Eine Kleine Nachtmusik – Mozart):
1. 04:10 〜 オリジナル無改造
2. 04:38 〜 吸音材のみ追加
3. 05:05 〜 ウーファーをKENWOOD LS-7PROに換装改造
4. 05:32 〜 ウーファーをAudio Pro Image11に換装改造
ハードロックで比較 (In the Shadows – Ethan Meixsell):
1. 06:00 〜 ハードロック:オリジナル無改造
2. 06:27 〜 ハードロック:吸音材のみ追加
3. 06:54 〜 ハードロック:ウーファーをKENWOOD LS-7PROに換装改造
4. 07:22 〜 ハードロック:ウーファーをAudio Pro Image11に換装改造
ジャズで比較 (Winter – works291):
1. 07:49 〜 ジャズ:オリジナル無改造
2. 08:08 〜 ジャズ:吸音材のみ追加
3. 08:28 〜 ジャズ:ウーファーをKENWOOD LS-7PROに換装改造
4. 08:48 〜 ジャズ:ウーファーをAudio Pro Image11に換装改造
というわけで、長らく続いたYAMAHA NS-1000MM、良音化計画はこれにて一旦終了です。
まだツイーターやネットワークに手を加える余地はありますが、ウーファー換装が予想以上に好結果でイジり倒す情熱が萎んでしまったっす。
1000MMばかりで他のネタが溜まってるとい事情もあります(汗)
「YAMAHA NS-1000MM、良音化07:音質改善チューニング毎の比較視聴動画」への1件のフィードバック
初めまして。
NS-1000MMを持っています。
NS-1000M直系の音という謳い文句には惑わされずに買った口です。BGM用途で聴くには特に問題もありませんし。
でも、今後の改造というか、チューンナップの参考になりました。
実質2ウェイのネットワークでスコーカーとトゥイーターが並列になっているのは、NS-99AVと同じ仕様ですね。
NS-99AVもデザイン的にはNS-1000M系のデザインでしたが、AV用途ということもあってバスレフ型で低音過剰な上に余計な付帯音(箱鳴り?)が耳障りでした。これを自分の好みの音にしようと、
・バスレフポートを硬質スポンジで塞いで密閉化
・申し訳程度の粗毛フェルトの吸音材を手持ちのグラスウールとサーモウールに交換
・ネットワークのコンデンサを交換
・6面全部に補強を加え、裏板にはベニヤ板を全面に貼り付けた上で黒色塗装
などの改造をしました。
測定機材はないので、改造前後で音がどのように変化したのか客観的な証拠はありませんが、低音が締まった感じになって一応成功と判断しました。
NS-10MMも吸音材が入ってないそうですが、NS-1000MMもそうだったとは意外でした。これが最優先の改善項目ですね。
ネットワークのコンデンサとコイル交換もできそうですが、ウーファーユニットの交換はちょうどいいユニットを見つけるのが一苦労かもしれません。
ちなみに、TechnicsのスピーカーはSB-X01, SB-F2, SB-F3を持っており、どれもバランスが良くてお気に入りです。
SB-F2とSB-F3はネットワークのコンデンサ交換とサーマルプロテクション回路のバイパス処置済みですが、音の鮮度が向上したように思います。