FOSTEX FW100のレストア作業の第4回目記事です。
以下の記事の続きです:
・FOSTEX FW100、レストア作業(リコーン)その1
・FOSTEX FW100、レストア作業(リコーン)その2・ダンパー修正
・FOSTEX FW100、レストア作業(リコーン)その3・新コーン調整
保存状態が良くなかったため、バックプレートなどのメッキが錆びて粉吹いてる状態です。右側は錆びた箇所と粉吹き箇所をサンドペーパーとリューター+真鍮のワイヤブラシで磨いて錆びなどを落とした状態です。
これだけ錆びててマグネットの接着部に錆びによる浮きが発生していないのはさすがです。バックプレートにネジが3本ありますが、そのおかげなのか?このネジを緩めると、おそらくバックプレートが動く→ヨークのセンターリングがズレる→磁気部分を全バラして再組み立て、という面倒臭いことになりそうなので外さない方がいいでしょうね。んで、せっかくリコーンしてフルレストアですので、錆びも落として再塗装してキレイにしてあげます。
背面のステッカーは剥がして糊面には薄い両面テープを貼って保管。
マスキングしてエアブラシで塗りました。
バックプレートはシルバー、フレームの黒部分は艶消し黒です。両方とも金属地金の部分には着色前にメタルプライマを吹いています。フレームの塗装はノーマスキングでエアブラシを超微量吹きにして塗装ハゲ部分のみ着色しています。フレーム側のアルミ地の部分は塗装した後でラッカーで塗装を拭き取り、800番のサンドペーパーで磨いています。
使用塗料はクレオスの模型用(油性)です。模型用と侮ることなかれ、実は模型用ゆえに樹脂に優しく且つ乾燥も早く食いつきも良い優れもの塗料、カラーバリエーションも豊富ですし。
バックプレート側も乾きましたのでマスキングテープを剥がしてみました。
毎度のことですが、マスキングテープを剥がす瞬間はドキドキします。元のメッキとまではいきませんが、錆びでコテコテの状態にくべればはるかにキレイ。塗色の感じからアルミっぽい外観になりましたが…
次回、メインイベントのリコーンニング作業であります!
続きは以下の記事です:
FOSTEX FW100、レストア作業(リコーン)その5・リコーンニング