これまでの経緯は以下です
・Aurex SS-S12W、レストアその1〜これは難物
・Aurex SS-S12W、レストアその2〜自作エッジで修理
・Aurex SS-S12W、レストアその3〜清掃と塗装
・Aurex SS-S12W、レストアその4〜レストア完了!
マイク、オーディオI/Fにはこだわっていますので、そこそこの音質にはなっていますが、動画でどこまで音質が伝えられるかは難しいところですが、雰囲気くらいは伝わればよいかと。
鳴らしてみた第1印象は「ちょっと中高音がうるさいかな」と。エッジは十分すぎるほど柔らかく作っていますので、エッジの硬さの問題で低音が引っ込んでるという感じではなはないです。実際、低音は出ているのですが、ドラムのシンバルやハイハットあたりがビシビシ前で出てきて低域が埋もれてしまう状態。周波数でいうと2〜3kHzあたりを頂点にカマボコ型のf特だろうなと。こういう中高域が前面に出てくるのは鈍器系には割と多いです。もう少し鳴らし込めば、エッジが馴染んで低域は増えると思いますが、それくらいで変わるようなf特ではなく「そういう音質で作られている」スピーカーですね。もしかすると、ツイーターを逆相で繋ぐとクロスオーバー付近が引っ込んでいい感じになるかも(これはKENWOOD LS-1001で行った手法と逆の原理です)。
ちなみに、弟機のSS-S1Wも同じ傾向、過去の記事で低域の量感不足を指摘しています。これと同じ傾向ですので、これは当時のAurexの小型スピーカーの音作りだったのでしょう。もしかするとマイクロコンポシリーズのアンプで鳴らすと良い感じになるかもしれません。
YouTubeで閲覧する場合はこちら:
https://youtu.be/kyVULfmOkx8
※YouTubeで見た方がタイムテーブルリンクが使えるので見やすいと思います。
1. 01:19 〜 1812 Overture ~ending – Tchaikosvky (Classic)
2. 02:30 〜 Gymnopedie no1 – Satie (Classic/Piano)
3. 03:31 〜 Blue Funk – Michael Ramir C. (Funk/Electric Bass)
4. 04:52 〜 Atop A Mustang – Arulo (Latin/Acoustic, Percussion)
5. 05:47 〜 Piano Store – Jimmy Fontanez_Media Right Productions(Jazz)
6. 06:33 〜 Eine Kleine Nachtmusik – Mozart (Classic)
7. 07:55 〜 In the Shadows – Ethan Meixsell (Hard Rock/HM)
8. 09:18 〜 Winter – works291 (JAZZ/Piano, Contrabass)
他に2曲ほどアップしてみました。
DoorsのAlabama Song
David BowieのZiggy Stradust
Doorsはカラっと乾き過ぎて軽い感じに聞こえてしまい、いまひとつ合わないですね。一方、ボウイの方はそれが良い方向に効いてなかなか良い感じ、クリアで明瞭感と臨場感は及第点だと思います。
やはり、その製品が出た時代の音楽を基準に作っているせいか、うまい具合にハマるものです。
同時に他のスピーカーも収録しましたので、YouTubeの方にボチボチアップします。
※基本的に当ブログとYouTubeチャンネルは常に連携しているわけではなく(動画をアップしたら必ずブログ記事を書くということはしていません)、YouTubeチャンネルだけ更新も多いのでチャンネル登録していただければ幸いです。
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