メニュー

TRIO KP-7070、マニュアルを見てみよう

2019/05/24 - TRIO KP-7070

マニュアル類を整理していましたら、懐かしいものが出て来ました。
TRIOのターンテーブルKP-7070のマニュアルです。

TRIO KP-7070のマニュアル-表紙

これは1981年に購入したもので、丁度KP-5050やKP-7070からKP-700へ世代交代する直前の時期です。当時、発売されたばかりのKP-700も選ぶことができたのですが、なぜKP-7070を選んだかというと、KP-700で以下のように変更されたのです。

・ターンテーブルが2.6kg→1.9kg(慣性モーメントは550キロ→450キロ)
・ヘルムホルツ防振設計ターンテーブルシートから素のブチルゴムターンテーブルシートに
・トーンアームの高低調整方法が変更(廃止?)になった
・出力ケーブルが若干細くなってた(KP-5050と同じもの、KP-7070はひと回り太い)

など現物を並べないと分からないような違いもあったりして、当時のオーディオ屋さんも新製品のKP-700ではなくKP-7070をイチ押ししておりました。

というわけでマニュアルの中身を見ていきましょう(画像クリックすると拡大します)…

最初のページはお約束の内容物と構成です。

TRIO KP-7070のマニュアル-2

次が各部セットアップについて書かれています。

TRIO KP-7070のマニュアル-3

次がトーンアームの調整、KP-700以降のトーンアームにはない高低調整レバーとロックレバーがあります。これが良かったんだよねぇ。

TRIO KP-7070のマニュアル-4

最後は定格(製品仕様)が掲載されております。

TRIO KP-7070のマニュアル-5

このKP-7070は95年頃までずっと使っていたのです(カートリッジはオルトフォンのMC10 MkIIでした)。すでにその頃はCDが全盛なわけですが、特に新譜に好みもありませんでしたので、なんと95年当時までCDプレーヤーというものを持たず、アナログ盤一筋みたいな状態だったんです。

KP-7070を手放した原因ですが、この製品特有のタッチオペレーションが全く反応しなくなり、メーカーに送っても部品がないとのことで修理不能で戻ってきたためです(今だったらネットの情報を頼りに修理できるかもしれないのに、勿体無いことしたなぁ)。

KP-7070が壊れた1995年頃の構成は
・ターンテーブル:トリオ・KP-7070
・カートリッジ:オルトフォン・MC10 MkII
・ヘッドシェル:オルソニックのカッコイイやつ
・プリメインアンプ:オンキョー・A-819
・スピーカー:ソニー・SS-R5
という構成でスピーカーは中学生の頃に買ってもらったものをしぶとく使ってました。
その当時、SS-R5のエッジも崩壊したこととNS-1000Mの製造終了がアナウンスされ始めたことにあわせてオーディオ機器を一新したんですね。
・CDプレーヤー:デンオン・DCD-1650AL
・プリメインアンプ:ヤマハ・AX-1200
・スピーカー:ヤマハ・NS-1000M
色々と思いを巡らすと、一新するのに丁度いい時期だったんだじゃないかと思います。そのときに一新したものが、いまだ我が家のメイン機というのが感慨深いです。

〜 関連記事 & おすすめ記事 〜
SONY SS-91、分解・フルアルニコです
Lo-D HS-1、ウーファー鳴らず要修理
KENY・Sound Shack、思い出のカタログ・その3
AIWA SX-LM50にアイワの意地を感じた
日立パディスコ9050 (TRK-9050)
FOSTEX FW100、レストア作業(リコーン)その3・新コーン調整

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA