以前、一度記事にしたパイオニアの鈍器系スピーカー・CS-X3です。
空気録音しようかと少し整備することにしましたので、その模様を記事化しました。
まずはウーファーを取り外します。
前面のグリルフレームと共締めになっていますので、こういう風に外れます。
ウーファーユニットはグリルフレームにハマっていますので、パカっと分離できて、ついでにグリルネットも外すことができます。
歯ブラシやハケで埃を除去して終了です。
ちなみにウーファーの背面はこのようになっています。
40年くらい前の密閉型スピーカーとしてはとてもキレイな状態です。
ツイーターを取り外しました。
できればダイアフラムについた埃掃除くらいはしたいのですが、実はこのツイーター、ダイアフラムの表面部分に簡単に触れることはできないのです。
ツイーターの裏面です。
2本のネジで磁気ユニットを留めていますので、これを外すとこんな感じで分離します。
はい、このようにダイアフラムはツイーターのフロントプレートに直接接着されていますので、これを剥がさない限り、ダイアフラムの表面に触れることはできないのです。
断線修理は容易に行えそうですが、掃除ができないという…
ダイアフラムを外さないとツイーターのネットを外したり裏から触れることもできません。
ここで一つ入手時の注意があります。
このスピーカー、「ツイーターのネットが凹んでても分解して裏から押し出せばいい」という手法は困難なのであります(ネットの凹んだ部分に何か引っ掛けて持ち上げることはできそうですが)。ということで、ツイーターのネットが凹んでいるCS-X3やS-X3 IIIなどはなるべく買わないことですね。ネットが凹んでダイアフラムと接触してたりすると面倒臭いです。
エンクロージャーも掃除して点検。
いまだに材質がよく分からないエンクロージャーです。
レジンだろうか?何かの金属なのか(アルミダイキャストではないです)、非常に重いです。
本機はウーファーのコーンの色褪せこそありますが、それ以外はエンクロージャーの欠けも極少で良好な状態です。エンクロージャーが欠けている場合、パテで埋めて丁寧に均して、タミヤのジャーマングレー(WW2のドイツ軍用車両色)で塗れば多分OKかと。
このスピーカーが出た当初、当時作ってたTiger I型戦車と同じ色だったのがちょっとした感動でした。
というわけで他にもネジを磨いたりとか細かい作業を行いキレイになりました、ってイマイチ違いは分からないかと
ターミナルはバナナプラグ対応のものに変更すみです。
変更方法は過去の記事を参照してください:
・PIONEER CS-X3、ターミナル簡単変更
近々、このスピーカーの空気録音動画を収録&アップ予定です!
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