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ONKYO M55 (1セット目)のレストア・その2

2025/02/12 - ONKYO M55

さてONKYO M55のレストア記事の第2回目です。
前回、マグネットずれが発覚して軽くショックを受けた続きからです。

まずはマグネットとプレート類を分離します。接着剤が浮いているとはいえ、強力な磁力でくっついてますんで人力だけで剥がすのは困難です。ウチにあるマイナスドライバーやスクレイパーを総動員してマグネットとプレートの間の隙間に差し込んでプレートを持ち上げて剥がしました。

 腐食していたONKYO/オンキヨー・M55のツイーターの磁気ユニット部分その1

上の画像の矢印の箇所、ものすごいカビです。「フッワフワです」などと呑気なことを言ってる場合でないです。不注意で屋内に飛散する前に屋外で吹き飛ばさないと。

もう片方も同様に分離しました。前出ほどではないですが、こちらもヨーク周辺はカビだらけです。ヨーク側にドーム内側の吸音材が付いてきました。ヨーク側に付いているこちらが正解です。

 腐食していたONKYO/オンキヨー・M55のツイーターの磁気ユニット部分その2

マグネットとバックプレートを分離してマグネット単体にする場合、どちらが前面に向いていたかを必ず記録します。これを行なっていないと組み立て時に逆に接着したりするとNGですので。ワタクシはマグネットに直接油性マジックで矢印を書いています。

 腐食していたONKYO/オンキヨー・M55のツイーターのマグネット取り外し

磁気ユニットの全ての分離が完了、これから腐食と古接着剤をこそぎ落としていきます。

 腐食していたONKYO/オンキヨー・M55のツイーターの磁気ユニットの分離

スクレイパーなどで腐食をこそぎ落としていきますが、ワタクシは大型のカッタナイフの先端を画像の矢印の方向にゴシゴシと動かして落としていきます。折れ刃式のカッターのこの部分はカドが立っていてスクレイパーよりも使えたりします。

 腐食していたONKYO/オンキヨー・M55のツイーターの磁気ユニット部分の研磨作業その1

バックプレートとマグネットの作業は終わりました。
錆がキツかった部分は染みのように跡が残っていますが(この跡を落とすには旋盤で削って鉄無垢にしないといけませんが、そこまでする必要はないです)、組み立て時に接着剤でコートされる部分なので錆が落ちていればOKです。

 腐食していたONKYO/オンキヨー・M55のツイーターの磁気ユニット部分の研磨作業その2

と、ブログ記事では短時間のような感じですが半日くらいかかった地道な作業です。少し飽きたので気分転換にウーファー側の作業に移ります。

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