メニュー

ONKYO D-07 ESSAY、かつて流行ったスエード調塗装

2019/10/24 - ONKYO D-07 ESSAY

リビングのTVのフロントスピーカーかデスクトップのサブに使えるかなぁと思って少し前に入手しました。

ONKYO D-07 ESSAY、外観その1

バブル頃の同社のミニコンポESSAYシリーズのものかと思いましたが、システムとしてこのスピーカーが使われている画像やカタログが出て来ないんですよね。単品売りオンリーだったのだろうか?

前面のネットを外すと12cmウーファーとドームツイーターが現れます。

ONKYO D-07 ESSAY、外観その2

エンクロージャーは当時流行ったと思しきスエード調塗装です。このD-07のスエード調塗装は今でもしっかりしていて、特に問題は出ていないです。

前に記事にしたDENON SC-7.5でもスエード調塗装でしたが、SC-7.5の場合、劣化したスエード調塗装がベタつきや傷つきやすさで散々な状態で良いイメージがないです(DENON SC-7.5についてはこちら)。使っている塗装メーカー/塗料が違うのでしょうね。

ユニットについて、特徴ある白いドームツイーターから。
これは同社のD-100に使われているものと同じで酸化チタンコーティングのソフトドームかと思われます。

ONKYO D-07 ESSAY、白いドームツイーター

白いものが長い年月を経て黄ばむのは致し方ないことで、当方が入手したものも薄っすらと黄ばんでおります。エンクロージャー裏のラベルの黄ばみ方からしてヤニではなさそうです。真っ白に戻すにはどうすれば良いか考え中です。溶剤系は使えないですね…

ウーファーの方は12cmコーンでオーディオの足跡さんのページを見ると立派なマグネットを背負ってそうです。エッジはクロスで良好な状態です。

ONKYO D-07 ESSAY、ウーファー

表面からしか分かりませんが、ウーファーもツイーターも安っぽいものではなさそうですね。

ウーファーを外そうとしましたが、ガスケットでエンクロージャーに貼りついてて取れません。エンクロージャーは樹脂製ですが、エンクロージャーを分解するにはロングタイプの+ドライバーでないとネジに届きません。ウーファーをコジって外すとエンクロージャーを痛めそうだし。

ということで分解してユニットそのものの紹介は別の機会に。

エンクロージャーには脱着可能な足がついてます。

ONKYO D-07 ESSAY、エンクロージャーの足

これにより少しスピーカーが上を向く感じです。
当時はTV、コンポなどを床に直接置くのがカッコイイみたいな風潮もありました。29インチくらいのTVを床にドンと置いて家具は出来るだけおかない、みたいな感じですね。このスピーカーの足も床に直接置けるようにとの配慮かもしれませんね。

音質の方はオモチャっぽい外観に反して、意外と良音です。カラっとした中高音が特徴ですね、いわゆる乾いた音ですね。隣に置いているLo-DのHS-11Dと比べると違いがよく分かります。低音も締まった音ながら低い方までよく伸びてます。そういう傾向のスピーカーなのでビートの効いたポピュラーやロック/ディスコは得意かと思います。歌謡曲などのボーカル系では乾いた音が仇になってしまうのか、ちょっと軽い感じになってしまいます。

しばらく楽しんだらリビングのTV用に移動かなと思いきや、これだと映画を見るにはスーパーファー欲しくなるなぁ、とか考えたり(現在、TVで使っているのはPIONEERのS-J7-Q、これがSWなしでも意外と迫力の音なんですよ)。

後日、分解できました、以下がその記事です:

ONKYO D-07 ESSAY、分解と内部紹介

〜 関連記事 & おすすめ記事 〜
ONKYO D-07 ESSAY、分解と内部紹介
YAMAHA NS-1000MM、良音化06:Image11ウーファー完装!
TRIO LS-77、第2章・錆落とし&磁気部組み立て
FOSTEX GK10、レストア作業その1〜分解と洗浄
FOSTEX FW100、レストア作業(リコーン)その1
バックロードホーン・1号機〜2/3

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA