FOSTEX 鈍器系エンクロージャーGK10のレストア作業の第3回目記事です。
以下の記事の続きです:
・FOSTEX GK10、レストア作業その1〜分解と洗浄
・FOSTEX GK10、レストア作業その2〜再塗装
今回は配線類(アッテネータ、ターミナル、ネットワーク)のメンテナンスです。
前々回の記事でアッテネーターを取り外そうとノブを引っ張るとシャフトごと抜けた、というアクシデントがありました。
まず、アッテネーターのメンテナンス
コイル状の抵抗はオイルで満たされていて特に腐食はなかったものの、摺動子の接点に腐食と汚れがありましたので磨きました。抜けたシャフトは組み立て時に再度カシメました。
次にターミナルです、元はこういう状態。
固着した汚れとシーリングに使われていた接着剤でコテコテに汚れてて、触ると病気になりそうです。なので同じ厚みのアクリル板を切り出して作り直します。
んで、切り出したところで「これって元の部品を切り出して洗浄した方が早くね?」ってことに気づいたわけで…
アホですね>ワタクシ
というわけで元のターミナルから金属パーツを外し、せっせと磨きましたよ。埃がヤニと共に固着していますが、通常はマイペットの原液なんかですぐに綺麗になるのですが、なかなか落ちないのでコンパウンドで磨いて表層を磨きました。ターミナルは元のパーツを磨いて再利用する価値はないのでバナナプラグ対応の汎用品に換えました。
これをエンクロージャーに組み込んでみました。
ターミナルを留めるネジが元々真鍮製だったことと、汎用ターミナルが金メッキタイプでエンクロージャーに対して大きく見えるせいか、なんだかやたらゴージャスです。
さ、次はネットワークです。
続きは以下の記事です:
FOSTEX GK10、レストア作業その4〜ネットワーク作成
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