閑話休題的なお話、ワタクシのコレクションの紹介でもあります。ついでに今回からWordPressのClassic EditorではなくBlock Editorを使用しての記事で画像の大きさなどが変わっていたります。慣れないので使いにくいな>Block Editor
MARTIN AUDIOのCX-2というPA用スピーカーです。
MARTIN AUDIOというと、ピンク・フロイドやエリック・クラプトンがPAシステムとして好んで使用したことで有名になったメーカーでもあります。現在もトップレベルのPA機器メーカーであります。
本機は同社のCD12という同軸ユニットを使ったSR用コンパクトモニターです。普段は屋根裏倉庫に置きっ放しですが、たまに引っ張り出して鳴らします。
ワタクシ、実はコアキシャル好きでして、TRIOのLS-77はもちろんのこと、まだブログでは紹介していませんがVictorのVOSS PS-S605なんてものも倉庫に眠ってたりします(そのうち記事化します)。お財布と置き場所に余裕があればALTEC 604-8Hは欲しいのですがストックをある程度整理してから考えることにしています。それと、ずっと探して狙っているのはVictorのS-777/S-3000ですね、たまにヤフオクで見かけますがなかなか縁がありません。
本機はコンパクトモニターというお題目お通り、背景にあるNS-1000Mの大きさと比べても割と小ぶりなのがお分かりかと思います。
スペックはいかにもSR用途って感じで高能率かつ高耐入力で耐熱ボイスコイル採用とかエンクロージャーや前面グリルも非常に堅牢に作られています。前面グリルは厚みのあるスチール製のパンチングメタルでずっしり重いです。
マニュアルはこんな感じ。
本来、専用のイコライザー兼サブウーファークロスオーバーユニットであるEX-2と組み合わせ、38cmクラスのウーファーユニットであるBX-2を同時に使用することが推奨されています。
冒頭で触れましたが、このCX-2にはCD12という同軸ユニットが使われています。ずっしりとゴツいフレームでこれまたヘビーデューティーな作りです。
ホーンはアルミ製で肉厚があるタイプです。コーン紙は固く厚みがあります。ホーン付け根にあるエッジはクロスエッジで経年劣化はありません。
背面側です、多くの同軸ユニットと同じく、ホーンドライバーを背中に背負っています。フレームはスチール製っぽい形状ですが肉厚のあるアルミダイカストです。
ユニットの造りや外観からお気づきになられた方もいらっしゃると思いますが、この時代のMARTIN AUDIOのユニットはATCが製造をしています(現在のMARTIN AUDIOのユニットの製造は不明です)。
SR用途らしく、エッジやダンパーはかなりハードなものになっています。ウーファーは手で軽く押した程度では動きません。
これはダイヤトーンのウーファーのようにエッジのダンプ剤が硬化しているわけではなく、数十W〜100W超の入力で鳴らすのが前提の造りです。現代においてもSR用ユニットも同じような硬い造りですね、なのでSR用ユニットは安くて見た目の造りがよいからと購入すると失敗します、ホームユースで鳴らすようなコンマ数W〜数Wの小入力では十分に動きません(ワタクシ、以前、RAMSAやClassic Proのユニットを買って失敗したことがあります)。
そういうスピーカーですので、どんな音が出るかと言うと、当然ながら小入力の会話程度の音量では低音スカスカです、鳴らないです(笑)。ボリュームをどんどん上げていくと本領発揮!(ウチはそこそこ防音処理をしてますので普通の家屋よりは大音量がいけます)特にドラムのキレやベースのキレがいい、臨場感もすごいです、大音量で音を遠くに飛ばすのが目的のスピーカーですのでボヤけた音ではだめなんですね。そういう音質なので長時間は疲れます。それと本領発揮の音量は普通のマンションや戸建てだと通報されかねない音量だったりしますんで、オークションなんかで見つけてもよく考えて買った方がよいです。
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